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蓄音機型Bluetooth4.0ワイヤレススピーカー「iGramophone」

 エジソンが発明した蓄音機と言う機械はご存知でしょうか?蓄音機は知らなくてもレコードと言えば最近のレコードブームも相まってご存知の方も多いかと思いますが、そのレコードを再生するプレイヤーが蓄音機でその形状を模したBluetoothスピーカーがこの「iGramophone」で、大きさは土台の部分が15インチ(約38cm)四方もあり高さも30インチ(約76cm)あるなどかなりビックな重厚感を持ったスピーカーになります。

 では何故?「iGramophone」はこの様な古典的な蓄音機に搭載されていたスピーカーを模したのか?それはインテリア的な意味合いも大きいかと思いますが、いかに電力を使わずに良い音を出すか?と言う事に主眼を置いた時、蓄音機のスピーカーの構造がベストだと言う事で「iGramophone」では蓄音機のスピーカーの構造を採用しています。

 では蓄音機の構造は何故、電力を使わずに音を増幅する事ができるのか?それは蓄音機そのものがレコードを再生するのに電気は一切使っていないからです。レコードを回すのに使う動力は”ゼンマイ”で、レコード盤の溝の上を走る針の元にはカンチレバー(シーソーの様なもの)と言う金属製の棒がついており針がレコードの溝の上を通って上下するとカンチレバーがその振動を伝達しダイヤフラム(スピーカーで言うコーン)を振動(糸電話の原理と同じです)させる事で空気を揺らし音波を発生させラッパの様な形状をした空間の中を進んで音が出て来ますので蓄音機は電力を使わずとも音が出せると言うわけなのです。

 そして発せられる音には指向性がありません。例えばそのまま話すよりメガホンを使うと同じ声の大きさで話していても声が大きく聞こえるのはメガホンを使って音が広がるのを防ぎ音を集めて真っ直ぐに指向性を持たて伝える事で音のエネルギーロスが少なくなりますのでメガホンを使うと声が大きく聞こえるわけで、蓄音機のスピーカーも原理は同じです。

 またこの蓄音機のスピーカー(ホーン)の構造にも意味があります。このホーンの構造は音の増幅効果が高く何と10dB以上と言われていますし、ホーンの開口部の口径を大きくしなおかつスピーカーからホーンの開口部までの距離が長くなればなるほど低音域の音の再現性が良く鳴り低音が豊かに響く事からベースの部分から煙が立ち上るかの様にウネウネと曲がりながらチーリップが咲いている様な構造になっているのです(ちなみにホーンが短いとメリハリの効いた音になります)。

 ですからこの「iGramophone」の再生周波数は53Hz〜20kHzと幅広くウーファーがなくても低音域の再生能力は抜群ですし、バッテリーだけで10時間の連続再生が可能ですから、友人宅のパーティー等に持って行って場を盛り上げるのもいいかもしれませんよ。なお詳細については下記URLをご覧ください

https://www.kickstarter.com/projects/2051887909/igramophone-timeless-design-for-home-audio

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