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これ1本で2種類の色のフィラメントが使えるデュアルヘッド3Dペン「Scribbler DUO」

 ”3Dペン”と言うジャンルのホビーアートペンをご存じですか?
 昨年末のクリスマス商戦あたりからネット通販はもとより、大手家電量販店や大手おもちゃショップのチェーン店でも取り合うように様になりましたので、子どもさんにクリスマスプレゼントとして買われたと言う方もおられるのではないでしょうか?
 では”3Dペン”をご存じない方に”3Dペン”とはどう言うものなのかを説明しますと、グルーガン(ホットボンド)と言う、グルースティックと言う棒状の接着剤!?を熱で溶かして色々なものを接着する道具がありますが、そのグルースティックと言う接着剤を3Dプリンターで使われているフィラメント(樹脂で作られたロープ)に置き換え、フィラメントを溶かしてペン先から送り出す事で溶けた樹脂で色々な形や模様を描く事ができるですが、絵の具だと紙の上に2次元でしか描く事しかできませんが、この3Dペンで送り出されたフィラメントと言う樹脂は加熱されてドロドロになった状態で送り出されてもすぐに固まってしまいますので平面的にだけではなく立体的にも描く事ができますので、例えば絵の具で車の絵を画用紙に描いたのではその絵は飾る以外に何もできませんが、3Dペンで立体的に車を作れば、その車を走らせて遊ぶ事も可能ですので、PCにも機械にも詳しくなく苦手で3Dプリンターに興味はあるけどハードルが高すぎて手が出ない&出してもおそらく使いこなせないと言う方でも手動で簡単に頑張れば3Dプリンターと同じ様なものが作れる事から注目されている創造性も豊かに育つ新しいガジェットです。


 その3Dペンは今販売されている製品は当然の事ながら色々な色のフィラメント使って造形したい場合、途中で止めてフィラメントを入替え、そして3Dペンの中に残った古いフィラメントの色を出し切ってから新しい色のフィラメントが出るのを確認して造形を続けると言う手順が必要で、交換の度に捨てるフィラメントがちょっと勿体ないのと、違う色を使う度にフィラメントを入れ替える作業が必要なので、それが面倒と言う方は違う色のフィラメントを装着した3Dペンを何本も用意してその度に3D辺そのものを変えて作業をすると言った方もおられますが、普通の家庭ではそんなに何本も3Dペン買う事はできません。そこでそう言う不満を解消する為に登場したのがこの「Scribbler DUO」で、この「Scribbler DUO」は2種類のフィラメントを自由自在に送り出す事ができますので、今までの様に色を変える度にフィラメントを交換する手間が省けます。

 そしてノズルが2本装備されていて2色のフィラメントが交換なしに扱えるメリットはそれだけではありません。2色のフィラメントを同時に出力する事で色を混ぜる事も色の違うラインを同時に引いたりすると言った使い方も、また同じ色のフィラメントを装着する事で塗り潰しなどもノズルが1本の3Dペンに比べて半分以下のスピードで塗り潰す事ができるのです。

 つまり、従来の3Dペンではできなかった表現が、また今までの3Dペンでは無理だった表現がこの「Scribbler DUO」ではできる様になるのです。しかも、この「Scribbler DUO」は送り出すフラメントのスピードを6段階で変えられるだけではなく温度も変えられます。
 スピード変更は他の3Dペンにも備わっている機能なので新鮮味と言う点においてはあまりないのですが、温度調整できる3Dペンはそう多くありませんし温度調整できる事で何が変わるのかと言いますと、送り出すフィラメントの硬さを変える事ができます。例えば温度を高くしてドロドロに柔らかくした状態で送り出すのと、温度を低くして送り出すのとでは送り出した後のフィラメントの固まるスピードが違いますので、例えば木の枝を作る場合、温度を低くした方が3Dペンを動かした通りの軌跡で枝を作る事ができますが、温度が高いと柳の枝の様に垂れて落ちてしまいますので少なくとも3Dペンを動かした軌跡通りには枝を作る事ができない様に、固まるスピードを考えて温度を上げたり下げたりする事で様々な表現の仕方ができるのがこの「Scribbler DUO」です。

 なおフィラメントは一般的に売られている3Dプリンター用の直径1.75mmのPLAフィラメントが使用できますので材料を安く上げられるのもこの「Scribbler DUO」のメリットですので、詳細につきましては下記URLをご覧ください。

https://www.kickstarter.com/projects/675897582/scribbler-duo-the-worlds-first-dual-nozzle-3d-prin

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