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全く新しいNewタイプの駆動方式を採用した市場に静かなFDM方式3Dプリンター「Sculpto+」

 FDM(Fused Deposition Modeling/熱溶解積層法)方式の3Dプリンターを使用していてその動作音が”うるさい”と感じた事ってありませんでしょうか?
 カバーでフルに覆われた3Dプリンターであればカバーである程度の動作音は吸収されますので高級機種になればなるほど静かなのですが、値段と性能を天秤にかけて購入するとほぼ解放状態の3Dプリンターになりますら、モーターの動作音に加えギアやベルトの摩擦音等でキーキー、ギーギーと、その3Dプリンターの横で寝るにはちょっと寝られないかなと言うくらいの音がします。
 ですから自宅で3DプリンターをHobbyで使っている方の中には家族から動作音がうるさくて寝る事ができないから、夜にプリントするのは止めて!!と釘を刺されている方もられるほど…..

 そんな動作音を駆動方式を変える事で解決し、更にその改良のおかげでプリント品質までもが上がった3Dプリンター「Sculpto+」を紹介します。


 ではどれくらい動作音が静かなのか?と言いますと音量的には44〜47dBになるのですが、実際の音としてはワンルームマンションの様にリビングとバスルームが扉1枚で隔てられている様な部屋で、”扉を閉めた状態のバスルームから聞こえるシャワーの音”を想像してもらえばおよその音の大きさは分かるのではないでしょうか?つまり、テレビ等をつけていたり音楽を鳴らしていても気にならない程度の騒音でしかないのです。

 ところで3Dプリンターのあの音はどこから出ているのかと言いますと、その多くはモーターです。冷却用ファンのモーターの回転により発生する風切り音に始まり、ヘッドやベットを移動させる為のモーターの駆動音にボールネジを使用していれば、ギアとネジの摩擦により発生する金属摩擦音もあります(ベルト駆動だと少しはマシですが)。それを値段の高い3Dプリンターではカバーをつけて騒音を閉じ込める様にしているのですが、この「Sculpto+」もそれと同じでベッドを回転させるモーターはケースで覆われており、その動作音はケースである程度遮音されますし、XY軸方向そしてZ軸方向のモーターもケースに覆われていますし、ヘッドの冷却用のファンもケースに覆われていますので、結果的に安価なホビー用3Dプリンターでありながら防音対策は高級機種並です。

 次に造形精度ですが、最大造形サイズは直径200mm×高さ160mmとかなり大きなフィギュアやパーツも造形できる精度を持っており、積層ピッチは0.15mm〜0.4mmとμmの精度は荒いのですが、表面の仕上がりは非常に滑らかなのが特徴でもあり、出来上がった造形物の表面のバリ取りをする必要もない程です。

 これはこの「Sculpto+」が採用した駆動方式が功をそうしています。普通の3Dプリンターはデルタ型でもそうですが、ヘッドを移動させる為にレールに沿ってヘッドやモーターが移動し、そしてプリントと行う位置まで来るとヘッドを急停止させてそこから射出を始めるのですが、そのモーターの回転・停止に伴う振動がフレームに伝わりワイヤーフレームを採用している様な3Dプリンターの場合、結構見ていると3Dプリンターそのものが揺れているのがわかり、その振動がフィラメントを抽出しているヘッドと造形物との位置を微妙に狂わせてズレてバリが出たりするのです。ところがこのこの「Sculpto+」はベッドは360度回転し、ヘッドも半円の軌道を描いて移動しますのでモーターが停止した時の力のかかるベクトル方向と実際にヘッドやベッドが動いているベクトルの方向が違い、逆に打ち消し合いますのでこの「Sculpto+」は揺れません。ですからSLA方式の3Dプリンターの様に非常に表面が滑らかなのです。

 しかも「Sculpto+」はWiFi接続の3Dプリンターでスマートフォンやタブレット用に専用の造形用のアプリケーションが用意されていますので、PCを持っていない方でもネットからダウンロードしたSTLファイルやギャラリーに登録されている様々なサンプルデータから造形したいオブジェを選んですぐに造形する事ができますので、初心者の方でも簡単に造形だけならできてしまいますし、3D-CADの操作に慣れていて自分で造形できると言う方であればSTLファイルに変換してブラウザで「Sculpto+」にアクセスしてアップロードすれば造形する事ができますので、Win,Mac,Linuxどの様な環境でもドライバーのインストール作業等の必要もなく、アプリのインストールをする事なく手軽にすぐに造形できるのが特徴です。

 そして造形に使えるフィラメントは残念ながらPLAのみです。これはベッドが硬い金属や樹脂等ですとヘラ等を使って剥がす時に素人の人などは造形物を突いて壊してしまう事もある事からこの「Sculpto+」では造形物を剥がしやすい様にゴムの様なシリコンの様な変形させる事のできるベッドを使用している為で、その為に造形物は剥がしやすいのですが、ヒーターが内蔵できないのでPLAのみとなっています。

 なおこの「Sculpto+」が気になった方は詳細なスペックにつきましては下記URLをご覧ください。

https://www.kickstarter.com/projects/sbf/sculpto-the-worlds-most-user-friendly-desktop-3d-p

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