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上から見ても横から見ても下から見ても目盛りの読み間違いがないメジャーカップ「Euclid」

 みなさん料理やお菓子を作る時にメジャーカップを使われるかと思いますが(料理は目分量と言う方でもお菓子類は100%メジャーカップや計量スプーン、スケールを使われるはずです)、そのメジャーカップってほとんどのメジャーカップで実は誤差があるってご存知でしたか?
 特に誤差が多いのは大きなメジャーカップで少量だけ計る時です。例えば500mLのメジャーカップで100mL計るのと250mLのメジャーカップで100mL計るのとでは10%くらい差(目盛りで言うと約20%)があるのです。と言う事は500mLのメジャーカップで100mLを計ると何と実際は120mLもあるのです。これは容器が悪いとかそう言うのではなく、ほとんどの軽量カップが円形で、目盛りが外側に印刷してある為に目盛りの太さもありますが、容器の厚みによる屈折(上から見るか、真横から見るか、下から見るかでも容器の屈折具合で液面の位置が変わって来ます)と表面張力で実際の見た目の量との誤差がどうしても出てしまいます。
 ですから長年同じメジャーカップを使っている方は経験から少量を計る時は目盛りよりも下で計る様にしたり、キッチンスケールの上に容器を置いて正確に計る様にされているのですが、この「Euclid」なら量が多かろうが、少なかろうが誤差はどの量でも同じですので安心して計る事ができます。


 では何故?この「Euclid」なら誤差が少ないのか?それはこのメジャーカップの形状にあります。まず目盛りが印刷してある部分が完全に平面になっていますので、容器の”厚み”による屈折での読み取り誤差が湾曲している従来のものと比べて少なくなります。
 そしてこの「Euclid」をよく見てもらうと口は広く底が細くなっているのがわかります。これにはちゃんとした理由があり、小学校の算数の授業でやった体積の計算を思い出してください。体積は底面積×高さでも求められます。つまり底が広いと1mm、目盛りを読み間違えるだけで底面積分だけ読み間違えると言う事になりますから、微妙なサジ加減が要求される洋菓子や麺づくりではその少しの量の違いが失敗に繋がります。
 ですがこの「Euclid」では底に向かって細くなり断面積が小さくなって行っていますので、目盛りを少し読み間違えてもその差は数mLなので慣れればほぼ誤差ナシで計量する事ができる様になっているのです。

 ただここで1つだけ注意点があります。このメジャーカップですが、mL表示もあるのですがoz(オンス)表示がメインで、カップの表示もオンスが基本となっている点です。ご存知の方はご存知だと思いますが、1oz=29.5735mLになり、1カップ=8ozで240mLなので、日本の1カップ=200mLとは量が違いますので、カップで計量する時はちょっと注意が必要になりますが、oz表示があれば海外サイトで見つけたレシピも、オンスのまま計れますので、ozからmLに計算し直すのに間違えて失敗してしまうと言う事もありません。

 なお「Euclid」はBPAフリーのポリカボーネード製で容量は1カップ=240mLになり、食洗機okなメジャーカップですので詳細につきましては下記URLをご覧ください。

https://www.kickstarter.com/projects/1075898346/euclid-a-more-accurate-measuring-cup

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