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加工サイズは無限大!!どんなに広い素材だって加工できる自走式CNCロボット「Goliath CNC」

みなさんはCNC(computerized numerical control/コンピュータライズド・ニューメリカル・コントロール)マシンと言う工作機械はご存じでしょうか?これは言うなればみなさんが木材や金属に穴を開ける時に使うドリルの刃(CNC加工用の特殊な刃なのですが)を回しながら素材に差し込む事で穴も開ける事ができますが、ドリルを素材に差し込んだまま横にスライドさせる事で溝も掘る事ができれば切り出す事もできます。
と言う様に昔であれば木材を加工する際にノコギリやノミと言った道具を駆使して加工していたものが今ではドリル1本で芸術的な和室の欄間や木像(北海道のお土産でよく目にする鮭をくわえた熊の置物の様なもの)までも加工することができるのです。
ですからDIYで物作りを楽しむ人にとっては欲しい工作工具のトップに上がる様な機械なのですが、これがまた高いのです。構造的には3Dプリンターのヘッド部分をドリルに置き換えたものなのですが、3Dプリンタープリンター同様に加工できる素材が大きくなればなるほど高価になるばかりか機械もそれにつれて大きくなりますので設置場所も考えなくてはいけません。
例えば15cm×15cm四方の加工範囲を持っているCNCマシンであれば30cm×30cmもあれば設置できますが、30cm×30cmと倍の大きさになるとスクエアタイプの簡易的なCNCマシンでも45cm×45cmくらいの設置面積が取られますし、それがゴミが飛ばない様にカバーで覆われて排気設備までついたCNCマシンとなると更に大きくなり、とても個人で自宅の書斎に置くレベルではありません。

そんな現状のCNCの構造を根本から変えてサイズフリーで加工できる様にしたのがこの自走式CNCロボット「Goliath CNC」です。


 ではこの自走式CNCロボット「Goliath CNC」はどう言う構造になっているのかと言いますと、クローラーと言われる縦横斜め自由自在に柔軟に動く事ができるタイヤを3本装備した自走式のロボットで、ヘッド部分にドリルを搭載しており最大35mmの深さまで掘り下げる事ができますので、35mm以下の厚みの素材であれば実質切断加工も行う事が可能です。
そして加工できる素材は木材の他にドリルを変える事で鉄、銅、プラスチックと言ったよく工作に使われる材料の殆どを加工できる能力をこの「Goliath CNC」は持っており、しかもその加工精度は何と0.1mmと超精密です!!

その理由は独自開発のポジショニングシステムにあります。この「Goliath CNC」ではそのポジショニングに三角測量法を採用しているのですが、精度を出す為に切削した切り屑が舞い上がる事によるセンサーの誤作動を考えて一般的に使われる赤外線やレーザーと言った光を使うセンサーは使わずにセンサー2基と「Goliath CNC」とをワイヤーで結ぶ事でそのワイヤーの長さと角度から自車位置を検出するポジショニングシステムを採用しています。

では実際のCNC加工の手順はと言いますと、とても簡単です。まず加工する素材の上に「Goliath CNC」を置きます。そしてまず素材の大きさと「Goliath CNC」が置かれた位置を認識させる為にセンサーを持って素材の四隅1つ1つをプリセットして行きます。そしてセンサー2台をワイヤーで「Goliath CNC」と繋げた状態で並べて一番長い辺の縁に置くだけです。

後はPCやスマートフォン、タブレットからAutoCAD等のCADソフトで作ったDWGファイルをWiFi経由で「Goliath CNC」に送れば後は出来上がりを待つだけです。

ただワイヤーの長さは有限で1度に加工できる範囲は3m四方となりますので、3m以上の長さの素材を加工する場合は3m四方で自分でデータを分割して作ってやる必要がありますが、それ以外の制約は全くありませんので実質上、どんなものでも1枚の板、1枚の金属版から加工できると言えるでしょう。

ですからもし、今まで彫刻するのはちょっと苦手なんだけど、彫刻された飾り棚など自分で作れたらなぁ~と思っておられた方であれば、この「Goliath CNC」があればどの様なサイズの飾り棚でも作る事ができますし、市販品ではちょっとこの場所に入れる事ができる家具がないんだよね、と言った場合でも板1枚買ってくればこの「Goliath CNC」で切り出して作る事ができますのでン十万もする家具を買う事を思えばとっても安く作り上げる事ができますので、これからログハウスでもDIYでと考えおられる方にもきっと便利にお使い頂けるのではないでしょうか?

もしこの「Goliath CNC」に興味が湧かれましたら是非下記URLをご覧ください。

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