Newガジェット

普通では見えない車両の情報を可視化するだけではなくデータを記録できる様ににもなったOBDIIアダプタ「Kiwi®4」

みなさんは車を運転していてメーター内の”エンジン”のアイコンのマークが点灯ないし点滅した事はありますか?
実はこれはエンジンに不具合が生じた時に点灯するインジケータで、実は点滅の間隔や点滅の回数でどう言うヶ所に不具合が生じているのか読み取る事ができる様になっています。
ですが詳しい状態は車に装備されている”車両診断コネクタ”に、カーディーラーや車屋さんが持っている診断機を接続する事でどこに不具合があるのかが手に取る様に分かる様になっており、それを元に車の不具合のあった部品を交換して修理します。

その他にもこの”車両診断コネクタ”からは車両の各種センサーが出す情報の殆ど全てを吸い出す事ができ、その吸い出したデータをパソコンやスマートフォンやタブレットに送信して誰もが簡単に車両のデータを見る事ができる様になっている装置が一般的に”OBDIIアダプター”と呼ばれて売られています。

そのOBDIIアダプターの1つであり小生も愛用しているKiwiシリーズがバージョンアップして4として登場したので、ご紹介致します。


さてこのOBDIIアダプターを取り付けるとどう言う情報を見る事ができるのかと言いますと、まずメーターに表示されている車速(スピード)、エンジン回転数、水温、残燃料、その他に高度のインフォメーションディスプレイを搭載している車両でしたら燃費等も表示される様になっていますが、こう言うデータもアダプターを使えば意図も簡単に引き出す事ができますし、この他に油温(エンジンオイルやAFTオイル)、ギア位置、O₂センサーの電圧やスロットルバルブの状態…..とあらゆる状態がわかり、CANと言う通信規格を車両のネットワークに使用している車両では更にドアの開閉状態やヘッドライトの点灯やエアコンの動作状態等、何でも知りたいデータは見る事ができる様になっています。

ただそれたデータを見ようとするとこのKiwiであれば常にスマートフォンやPCとKiwiを接続していなければならず、特にスマートフォンを1台しか持っておらず、地図でナビゲーションもさあせたいとなると、他のアプリを動かしている間はデータの取得ができません。

そこで今回紹介します「Kiwi®4」ではセルフ・ラン モードと言って単独で動作しデータを記録する様になったのです。
つまり、スマートフォンと常時接続していなくても「Kiwi®4」にmicroSDカードを差し込んでおけば、エンジンが動いている間は指定したデータ(車速とエンジン回転数、スロットル開度と言った様に記録するデータ項目を予め指定しておく)をずっとmicroSDカードへ記憶し続けると言う機能が備わりましたので、後からmicroSDカードを抜いて車両の状態を部屋の中で手軽に見る事ができる様になります。

更にアラート用のスピーカーが搭載される様にもなりました。これは例えばラジエターに不具合があって水温が異常上昇(100℃近くまで上がる等)した場合に予め警告を出す水温を設定しておく事で最悪、オーバーヒートを免れる事ができますし、エンジン回転数も最近の車はエンジンECUでコントロールされていますのでレッドゾーンまで回るなんて事はありませんが、パワーバンドを超えた場合に警告を出す様にしておけば無駄な燃料を消費して燃費の悪化を防げたりします。

またこのKiwi専用のスマートフォン用アプリケーション”Kiwi OBD”と組み合わせる事でスマートフォンのカメラで撮影した映像で各種メーターを合成して表示させたり、それを録画したりと言った事もできますので、後から自分の走りを振り返るって言うのも面白いですよ。

ただここで気を付けなければいけないのは、日本の車両は各メーカー独自の規格を採用しており逆輸入車や、海外で製造して日本へ輸入している、日本で製造していても標準CAN規格を採用しているトヨタのプリウス等でないとこのKiwiはデータを拾えない事がありますので、取り付ける車両が「J1850 VPW, ISO 9141-2, J1850 PWM, CAN Bus,ISO 14230 KWP」のいずれかの通信プロトコルを採用しているか確認しつつ、データ表示用のアプリ(国産のアプリであれば日本の車両の多くに対応しています)の説明を良く読んでから購入される事をオススメします。
この「Kiwi®4」はELM327互換デバイスですので、殆どのOBDアプリであれば動作します。なおどのアプリが使えるか、正式対応しているかは下記URLにてご確認ください。

https://www.kickstarter.com/projects/plxdevices/kiwi4-obd-car-to-smartphone-interface-reimagined

各車に是非とも1台は備えておきたい、ジャンプスターターやモバイルバッテリーとしても使える高圧洗浄機「Norshire」前のページ

いつでもどこでもピタッと貼り付けられ、スタンドにもなるナノサクションパット「flipstik」次のページ

関連記事

  1. Newガジェット

    折り畳め、引き出しに入るから収納場所に困らない、1ルームマンションピッタリな電気ケトル「Voyage…

    ワンルームマンションに住んでいると家具にしても何にしても部屋が狭いので…

  2. Newガジェット

    24時間の保温力を持ち。なおかつ食洗機でも丸洗い可能なスマートトラッキング・ウォーターボトル「EQU…

    水分を取るとバテるからと水分の摂取を控える様にと部活等で指導されていた…

  3. Newガジェット

    わずか60秒で全ての野菜がカットできるサラダメーカー「60 Second Salad Maker」

     野菜を摂らななければならないとは思っていてもなかなか野菜って摂れませ…

  4. Newガジェット

    メッセージの表示できるパタパタ時計「MIOT」

    パタパタ時計って覚えていますか?数字が書かれたパネルが半分にカットさて…

  5. DIY&Tools

    自宅で自動でクロームメッキができる「Orbit1」

    あなたは手軽に作ったものにメッキを施したいと思った事はありませんか?メ…

  6. iPad

    防弾チョッキにも使われる素材で覆われたUSB4対応40Gbps通信&100W給電対応USB…

    最近ではAndroidスマートフォンやタブレット、iPad Pro、i…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

最近の記事

PAGE TOP