ナイキが先日販売を開始した”Nike HyperAdapt 1.0”はご存じでしょうか? 映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー Part II」の主役であるマーティ・マクフライ(マイケル・J・フォックス)が履いていた近未来の靴で自動で靴紐を締めたり緩めたりすることができる夢の様な靴をナイキが再現して製品化したのが”Nike HyperAdapt 1.0”です(ちなみに価格は$720)。
そのレビュー動画をネットで見ると実に格好良いですよね。モーター音はちょっと大きそうですが、靴を履いて足を下ろせばカカトに仕込んだセンサーが反応してモーターが回って自動的に紐を締めつつ、靴底に仕込んであるLEDが光ってなかなか購買意欲を刺激する靴です。
と言いますのも紐靴って紐を履いたり脱いだりする度に紐を締めたり緩めたりする必要があり、特に日本は靴を履いたまま家の中には上がりませんから、引っ越しの様な作業で中と外を出たり入ったりする様な時に紐を結んだり緩めたりが面倒でカカトを踏んでしまっていると靴のカカトの部分が変形して来て靴をダメにしてしまいますから自動で靴紐が緩んだり締めたりできる靴と言うのはまさに日本人向きとも言えます。ただどうしても金額が$720もすると言うのを聞くとちょっと手を出す辛いのですが、この「POWERLACE SHOES」ならCA$149(+日本への送料CA$34)と”Nike HyperAdapt 1.0”に比べたら1/6程度の値段で購入可能です。
CA$=カナダドル
ではこの「POWERLACE SHOES」と言うスニーカーはどう言うスニーカーなのかと言いますと、”Nike HyperAdapt 1.0”同様に履くと紐が締まり脱ごうとすると紐が緩むのですが、モーターや電気を使用する回路は一切入っておらず、簡単に説明すると掃除機の電源コードを巻き取るリールと同じ様なものが中に入っており、靴を履いてカカトの部分に内蔵されているスイッチを押すとリールが靴紐を引っぱって巻き取って紐が締まるるのです。
ただ掃除機の電源コードは引っぱれば伸びて来てますから構造が全く同じですと、歩いたり走ったりしている時に足の甲のベロを押し上げるのにシンクロして紐が伸びたり巻き取られたりすると歩きにくくて仕方ありません。ですからこの「POWERLACE SHOES」はロック機構を内蔵しており歩いたり走ったりしても紐が伸びない様な構造にしていますが、その代わりに靴の外側のカカトの部分にリリーススイッチを内蔵していて、そのリリーススイッチを反対側の足で踏んであれればロックが外れ紐を引っぱれば掃除機の電源コードの様に自由に伸びる様になり足の甲を立てて隙間を大きく作ってあげれば手を使わずに脱ぐ事ができると言うワケです。しかもカカトの部分を踏んでいますから、脱ぐ時もしっかりと靴を固定する事ができますので靴も更に脱ぎやすくなっており、一石二鳥な構造と言えます。
そして靴の種類についてですが、今のところデザインは1種類、そして色は6種類、サイズはUSサイズで8(26cm)~12(30cm)が用意されており男性女性共通となっておりますので詳細については下記URLをご覧ください
https://www.kickstarter.com/projects/1748376549/powerlace-shoes-are-you-ready-to-step-in
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