糖尿病を患っておられる方の中でインスリンの分泌が悪く、注射でインスリンの量を調整している様な方の中で特に血糖値の増減の激しい方は、食事前後の血糖の計測が欠かせません。
その血糖の検査は、今主流なのは穿刺器具に”穿刺針”をセットし、指先を針で突いて血を出し、センサーのその血を吸わせて血中の含まれるグルコース(ブドウ糖)を計測するのが一般的で、これには使い捨ての”穿刺針”やセンサーが必要な為にその検査にかかる費用負担は一人あたり20万とも言われていますから、かなりの負担と言えます。
そんな中、最近注目されているのがパッチを腕に貼るだけで2週間、パッチから飛び出た電極が皮下でグルコースを常時計測し続ける”Freestyleリブレ”等の血糖の計測装置で、この装置の利点は血を出さなくて良く感染症の危険がない事と、センサーをパッチにかざすだけで血糖値を見る事ができるので、パッチを貼っている間はいつでも血糖値の計測を行う事が可能です。
また、リアルタイムでの計測が可能なので、どう言った状況下で血糖値が上下するのかと言う事を細かく見る事ができ、例えばどう言った運動すれば血糖値が下がるのか、どう言った食べ物を食べると上がるのか?また飲食後どれくらいの時間が経過すると上がって来るのか、と言う様な事も可視化できますのでより血糖のコントロールがし易くなります。
そして今回は、血糖にプラスして心拍,血圧,血中酸素飽和濃度(SpO2),心電図(ECG)も同時に非侵襲で計測可能な「GLUCO QUANTUM」をご紹介致します。
「GLUCO QUANTUM」のメリット
この「GLUCO QUANTUM」は、左右の人差し指と中指をセンサーに置くだけで5つのバイタル指標を計測できる計測装置で、非侵襲(身体に針を差さない)でいつでも計測できるのが最大のメリットです。
そしてこの「GLUCO QUANTUM」では”Freestyleリブレ”等で使われている貼り付け型のセンサーも不要なので、本体を買えば後は追加の検査費用が不要なのが最大のメリットです。
”Freestyleリブレ”等のパッチを貼り付けるタイプの計測機も便利なのですが、パッチ型のセンサー2週間程度しか使えず、しかも使い捨て。更に一度貼ったら剥がせないのでお風呂に入った時に洗えないと言うデメリットもありますし、病院でCTやMRIの検査を受ける時は外さないといけませんし、一度剥がすとまだ有効期限内であっても再利用はできないと言うデメリットがありますが、この「GLUCO QUANTUM」では装置を買えば完全に追加費用は発生しません。
MHC法(Metabolic Heat Conformation Method)で血糖値は計測
では何故、針も電極も差さないでこの「GLUCO QUANTUM」は血糖値を計測できるのかと言いますと、MHC法(Metabolic Heat Conformation Method)と言う方式を採用しているからです。
このMCH法は血中のブドウ糖が酸化する時に発する熱と酸素供給との関係に着目し、各種センサーから検出され温度や血中酸素飽和濃度(SpO2)等から血糖レベルを算出する方式です。
そしてこの「GLUCO QUANTUM」では、3つの温度センサー、緑色LEDフォトプレチスモグラフィ(PPG)、および光学測定デバイスを用いて1分間の計測で心拍、血圧、血中酸素飽和濃度(SpO2)、血糖値、そして心電を計測し、表示しますし、計測したデータはクラウドサーバーに蓄積され過去のデータと合わせて推移を見る事もできる様になっていますので、もし興味を持たれて詳細をご覧になりたい方は下記URLをご覧ください。
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