レーザー彫刻機はいまや3Dプリンターと同様に手軽に購入する事ができる工作機器となっており、出力の高いレーザーモジュールを搭載したレーザー彫刻機であればアクスタなども自分で自由に作成する事ができます。
一方で個人向けの価格の安いレーザー彫刻機は一度にレーザー彫刻できる範囲が小さく、同じものをいくつも作ると言った場合に手間がかかるのがデメリットで、かと言ってXYレールの長いレーザー彫刻機を買うと置いて置く場所に困ります。
そこで今回は、オプションにはなりますが、スライドエクステンションを使う事で一度に複数の素材に対してレーザー彫刻が可能なレーザー彫刻機「Longer Nano」をご紹介致します。
6Wと12Wのレーザーモジュール
今回紹介するレーザー彫刻機「Longer Nano」には、レーザーモジュールに6W出力のレーザーモジュールを使った”Longer Nano”と、12Wのレーザーモジュールを使った”Longer Nano Pro”の2タイプがラインアップされています。
どちらもレーザー彫刻できる範囲は100mm×100mmなのですが、紙、木、革、布、プラスティック、アクリル、金属、セラミック、ガラスと言ったよくレーザー彫刻に使われる素材に対してレーザー彫刻する事が出来るだけでなく、”Longer Nano”は木材であれば厚みが最大4mm、”Longer Nano Pro”は最大8.5mmの木材までカットする事が出来ますので、”Longer Nano Pro”であればアクリルをカットしてアクスタを作ると言った事も難なく行えます。
更にこの「Longer Nano」はスタンドから取り外してハンディー彫刻する事も出来ますので、スタンドにはセットできない、既に出来上がった家具にレーザー彫刻を施したり、自転車にレーザー彫刻で名前を入れたり、靴に名前を入れたりすると言った際に手に持ってレーザー彫刻する事が出来ますので便利ですし、保護カバーには排気用のファンがついていますので、煙でレーザーモジュールのレンズが汚れるのを防いでいます。
更に”Longer Nano”の方は彫刻スピードは600mm/sで、精度は0.05mmなのですが、”Longer Nano Pro”の方は彫刻スピードは最大2200mm/sと非常に高速で精度も0.02mmと非常に細かく彫刻する事が可能になっています。
スライドエクステンション
次にこのレーザー彫刻機にはスライドエクステンションと呼んでいるスライドレールがオプションで用意されています。
このスライドレールはモーターで動く様になっており、より広い面積に一度にレーザー彫刻を行ったりする際に素材を移動させながら100mm×300mmと何と3倍の面積を一度にレーザー彫刻する事が出来ます。
そしてこのレールの上に複数の素材を置けば一度にいくつものレーザー彫刻が行えますので、1つ1つ置いてレーザー彫刻を行うよりも短時間でレーザー彫刻が行えますのアクスタや、アクリルキーホルダーなどを一度にたくさん作ると言った場合に便利です。
ロータリークステンション
そしてこのレーザー彫刻機にはスライダーの他に円筒形のもの、例えば保温ボトルであったり、ビンであったりグラスを回転させながらレーザー彫刻が行えるロータリーエクステンションもオプションで用意されていますので、誕生日祝いにワインボトルやグラスに名前や日付の他にメッセージなどを刻んで送ったりと、ギフトを自作すると言った様な事もこのレーザー彫刻機があれば可能ですので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
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