みなさんはノギスって言う定規があるのはご存じですか?
ノギスと言うのは定規では正確に計測する事が難しいパイプの直径であるとか、深さなどを計測するのに適した定規で、ノギスによっては定規では難しい0.1mm単位での長さの計測を行う事ができます。
そんなノギスに今回は、スパナとしての機能を持つ「Mix 2」をご紹介致します。
携帯し易い長さ11.5cmのノギス
今回紹介するノギス「Mix 2」は全長11.5cmのポケットサイズとも言える携帯にするには便利なサイズのノギスで、ポケットに入れた状態で持ち歩くのにも便利なサイズになっています。
そしてノギスとしてはスライドする目盛部分をスライドさせ直径や幅などを計測したいモノをキッチリと挟んだ上で金属製の矢印が指し示す目盛を読む事で直径や幅を計測することができるのですが、11.5cmの長さはありますがノギスの計測の制約上8cm幅までしか計測する事はできませんので、ナットやネジのサイズが分からなくてその場で計測したりと言った時に便利なノギスで、一般的なノギスは内径を計測したりする事はできますが、この「Mix 2」は出来ませんのでそこは注意が必要になります。
定規としては長さ18cmまで計測可能
次にこの「Mix 2」は2つある目盛を組み合わせる事でこの定規の長さである11.5cmよりも長い18cmまで計測することができるのですが、その計測の仕方がまたユニークで10cmまでは10cmまでの目盛のついた部分を使って長さを計測し、10cm以上はこの定規の端のエッジの部分を始点に合わせるのではなく、10cmの目盛をスライドさせて短くするとちょうどかち合う部分を始点にして長さを計測し、10cmを越えた部分はノギスとして使った際に使う8cm分の目盛を使い、金属製の矢印部分の目盛に10cmをプラスする事で何と18cmまでの長さを計測することが可能になっています。
スパナ
そしてこの「Mix 2」はノギスとして計測するモノを挟む部分を使って六角ナットなどを回すためのスパナとして利用することができる様になっています。
ただこのスパナとしての機能は簡易的なもので、スライドする目盛部分を固定する様なものもありませんので硬く締められたナットを外したり、ナットをきつく締めたりする事は出来ませんが、緩んだナットをこれ以上緩まない様に締め付けると言った用途には使えますし、M2とかM3と言った小さなナットならこの「Mix 2」でも十分緩まない程度に締め付けることができます。
ただ目盛部分の幅が10mm程度ですから回せるナットサイズや六角ボルトのサイズはM12とかM14あたりが限界になるかと思いますので、あくまで簡易的なオマケ的な機能として見て頂くのがベストかと思いますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/titaner-us/mix-20-titaner-titanium-mechanism-edc-ruler
この記事へのコメントはありません。