10年ほど前は非常に高価だった3Dプリンターも、今では中高生がお年玉で購入できるほど安くなっていたり、複数のヘッドを持つ事で複数の色のフィラメントを使って造型を行う事が出来たり、性質の違うフィラメントを使って造型を行ったりと、非常に多彩な事が出来るマルチな3Dプリンターもあったします。
一方でFDM式の3Dプリンターの場合、フィラメントと呼ばれる糸状の樹脂を溶かしつつ積み重ねて行くために造型スピードを早くしようとしたとして限界があり、機能は多彩になっているのにスピードは限界を迎えていると言っても過言ではありません。
そこで今回は造型スピード問題を4つのヘッドを使う事で劇的なスピードアップを果たしたFDM式3Dプリンター「LightMake L4」をご紹介致します。
リニア駆動

今回紹介する3Dプリンター「LightMake L4」と同じ様に複数のヘッドを持ち、複数のフィラメントを使って多色造形したり、性質の違うフィラメントを使う多種造型を行うFDM式の3Dプリンターと言うのは数多く市販されており、中には5つも6つもヘッドを搭載している様な3Dプリンターもありますが、基本的にはヘッドを切り替えて使用するため、1色、1種造型よりもヘッドの切替分だけ余計に時間がかかります。
一方で今回紹介する3Dプリンター「LightMake L4」では4つのヘッドが同時に動き、4つのヘッドがそれぞれ違うものを造型する事が出来るので、理論的には4倍のスピードで造型する事ができます。
それはこの「LightMake L4」のヘッドがFDM式の3Dプリンターでは昔から使われているベルトやボールネジを使ってヘッドを移動させるのではなくリニア駆動をヘッドの移動に採用しているからです。
リニア駆動と言うのはみなさんご存じのリニアモーターカーの駆動方式の事で磁石を使いN極とS極を入替ながら車両などを移動させる移動方式で、この「LightMake L4」ではこのリニア駆動をヘッドの移動に用いる事で1本のレールの上に2つのヘッドが乗っていますのでY軸上は2つのヘッドが同時に移動しますがX軸上はヘッドそれぞれが別々に動く事で全く違ったものを4つ造型する事も可能です。
造型の失敗がない補正機能

次にこの3Dプリンターでは1つのヘッドだけを使い造型を行うのであれば最大354mm×370mm×386mmと言う、約35cm四方のかなり大きなものを3D造型する事が可能で、4つのヘッドを同時に使い4つの造形物を造型したとしても354mm×350mm×386mmと言う造型ボリュームの中でスペースを分割して造型する事が出来るだけでなく、リニア駆動のヘッドを採用する事でヘッドの移動スピードがベルト駆動よりも早くバックラッシュもない事から非常に高速かつ精度高く造型を行えます。
更にこの3Dプリンターではカメラを使って造型中の作品の位置をリアルタイムに検出、把握するだけでなく場所補正を行う事で30μmと言う超精密な位置合わせを行う事で非常に精度の高い造型を行う事が出来ます。

更にオプションのFEDS(Auto Filament Expansion&Dry System)をヘッドに取り付ける事で4本のフィラメントを1つのヘッドで切り替えて使用する事が出来ますので、何と4色、4種のフィラメントを使い分けつつ4つの造形物を同時に3Dプリントするだけでなく、最大16色、16種のフィラメントを使用し1つの造形物を3Dプリントする事も出来るのです。
造型に失敗しない為のオプション

そしてまたこの3Dプリンターは密閉式でケース構造になっており匂いなどが外に漏れない様になっているだけでなくオプションでヒーターユニットを追加する事が出来ます。
これにより3Dプリンター内を65℃に維持する事が出来ますので、冬場のフィラメントの急激な冷却によってフィラメントが収縮し造形物が歪んでしまったり割れてしまったりと言う事を防ぐ事が出来るだけでなく、庫内温度を高く維持する事でフィラメントがゆっくりと固まり接着なども強固になるだけでなく造形物を綺麗に仕上げる事が出来ますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。















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