DIYで木工細工をされる方は多いと思いますが、木工細工で難しいのがマイタージョイントと言って角の加工です。例えば箱を作る時の枠の加工方法として簡単なのは1枚の板の側面にもう1枚の板を重ねて打ち付ける方法ですが、角を綺麗に見せようと思うと2枚の板の端を45度で斜めにカットして合わせる事でつなぎ目が見えない綺麗な加工を行う事ができます。
ところがこれが角の角度が90度で2で割って45度に角度をつけるなら分かり易いのですが、例えば六角形の箱を作るだとか八角形の箱を作るだとか、家の壁にクラウンモールディングを貼り付けると言った作業をする時に角度が微妙だと角度は分度器で計測すれば何とか出せますが、卓上丸ノコには30度や45度と言った角度はマーキングされていますが、それ以外の微妙な角度はマーキングされていませんので分度器を使って角度を合わせて切る事になるのですが、それが卓上丸ノコのアジャスターと分度器を合わせた時にズレていると当然カットした木材のマイター角も変わって来ますのでピッタリとは合いません。
それを寸分の狂いもなく計算も分度器も不要で、マイタージョイン加工する場所の角度を測れば自動的にマイター角をCA-ブロックと呼んでいる部品が表示し、そのCA-ブロックを卓上丸ノコの刃に当てて角度をセットするだけで簡単に巻いたージョイント加工をする事が可能な定規がこの「ONECUT」です。
ではこの「ONECUT」を実際にどの様に使用するのかと言いますと、まずは「ONECUT」を開いた状態でマイタージョイント加工をする角を開いた「ONECUT」を当てがってピッタリと合わさる様に挟みます。そうすると「ONECUT」の開閉に合わせて動く端のCA-ブロックが「ONECUT」で挟んだ場所の角度に合わせて角度を自動的につけますので、卓上丸ノコの刃にCA-ブロックを当てて丸ノコの刃と角度のついたCA-ブロックとが平行になる様に合わせればセット完了です。
後は木材を丸ノコでカットすれば1発で間違いなくマイタージョイント加工する事ができますので、切り間違えて無駄な木材が出る事もありませんし、角度の計算も不要で丸ノコの角度調整はCA-ブロックを合わせるだけと非常に簡単ですので作業効率も上がります。
それにペーパー上の線だと分度器で計測するのも鉛筆やシャーペンのラインに分度器の目盛を合わせるだけなので角度の計測も簡単なのですが、実際のモノの角度を計測するのって計測する角がテーパー加工されていたりして目盛にそのモノが密着していない場合、見る角度によっては1度2度下手をすると5度くらい角度が変わって来る事もありそうなるとまだ角度が鈍角で削れば何となると言うのであれば修正も効きますが、鋭角に削ってしまっては修正もできない事もあり、そうなると材料も無駄になりますから、マイタージョイント加工をよくされる方にはこう言う道具があればきっと作業も楽になりますよ。
もし「ONECUT」に興味があると言う方は是非下記URLで紹介動画等をご覧ください。マイタージョイント加工がどれくらい楽になるかがよく分かりますよ。
https://www.kickstarter.com/projects/onecut/onecut-crown-molding-tool-patented-technology
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