みなさんはご自身で何かを修理したり、模型などをネジを回して組み立てたりする様な事はありますか?
昔は小さなネジを回す為の電動ドライバーの様なものはありませんでしたので、もっぱら精密ドライバーと呼ばれる細長いドライバーを使っていたのですが、最近では電動ドライバー用のビット(ドライバーの先端につける、様々な形をしたネジを回す為のパーツです)も、小さなネジ穴に対応したものも増えて来た上に、ペン型やガン型の小さな電動ドライバーも出て来るなどしており便利になって来ています。
ただこれら小型の電動ドライバーはビットを回す為にはスイッチを押さなければならずネジをドライバービットの先端に重ねた後にネジ穴にネジを差して回して固定すると言った作業をする際に、スイッチがある為にネジを回し辛い(ネジを取り付けるパーツをもう1つの手で押さえていなければならなかったりと)と言った事があります。
また小型の電動ドライバーはトルクと言って締め付ける力を変えられるものは殆どないので、柔らかい樹脂性のボディーにネジを取り付ける様な場合、電動ドライバーのトクルが強いとネジ穴を潰してしまったりする事も起こります。
そこで今回は、ちょうど良い塩梅で素早くネジの脱着ができるビット型ドライバー「Kinetic Driver」をご紹介致します。
フライホイールで回転を持続
このドライバーのキーテクノロジーはフライホイールです。
フライホイールと言うのは日本語では”プッシュスティック”はずみくるま”と呼ばれているのですが、回転を与えるとコマの様に、慣性によって暫く回転を持続する円盤の事を差します。
そしてこの「Kinetic Driver」では真鍮製のフライホイールを先端部分に取付、指にスナップを効かせて回転させることで素早くネジを取り外す事ができ、たくさんの同じ様なネジを外して修理しなければならないと言う時に便利です。
また頭の部分には手との摩擦によりフライホイールの効果が落ちない様にボールベアリングがはめ込まれ、指から与えた回転をしっかりと持続させる様になっています。
4mm角のマイクロビットが使用可能
そしてこの「Kinetic Driver」で利用できるビットは、一般的な1/4インチサイズのビットではなく、4mm角のマイクロビットと呼ばれている精密ビットになります。
ただこの「Kinetic Driver」には、
プラス:PH1, PH0, PH00, PH000
マイナス: SL1.5, SL2.0, SL3.0, SL4.0
トルクス(星形6角形): T2, T3, T4, T5H, T6H, T8H, T10H, T15H
ペンタローブ(星形5角形): P2, P5
6角ナット: H1.3, H1.5, H2.0
Y型: Y1, Y2.5
U型: U2.6
と言う様にY型、U型のビットがビットセットに入っているのも注目すべき点です。
全長140mm、重さ205g
そしてこの「Kinetic Driver」はフライホイールは搭載していますが、全長は140mmと一般的な精密ドライバーと大きさは差ほど変わりませんので、狭い場所でのネジの脱着も容易に行えますし、がフライホイールがついている事で重さは一般的な精密ドライバーの10倍以上の205gもありますので、何十本を連続して外したり締めたりしていると手が突かれるかもしれません。
また、精密ドライバーと言うのは柄の直径が細くなっており固く締め付けられたネジを外したりする時はネジが回らなくて苦労するのですが、この「Kinetic Driver」であれば真鍮製のフライホイール部分を持って回せば簡単に固く締め付けられたネジも楽に回す事ができますので、もし興味を持たれて詳細をご覧になりたい方は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/1496249101/kinetic-driver
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