ドライバーの先端部分だけを切り取ったビットと呼ばれる先端ツール部分だけを交換する事で様々な種類のネジを回す事のできるビット式ドライバーは、それまで必要な本数分だけドライバーを持ち歩かなければならなかった現状を大幅に改善し、たくさんのビットを持っち歩いたとしても、たくさんのドライバーを持ち歩いていた時の様な道具の多さに悩まされると言う様な事はなくなりました。
一方でビット交換式のドライバーは非常にバリエーションが豊富で、たくさんのビットを柄の中に収納できるビット交換式ドライバーは柄が太く長くなりますので携帯性と言う点においては少し劣っています。
一方でペンの様に柄が細く短いものは携帯性には優れていますが、ビットの収納性には劣るなど、自分にピッタリと言う様なものにはなかなか出会えないものです。
そして今回紹介する「The Bullet Ant 2.0」はビットは2本しか入れる事は出来ませんが、ペンとし使えます。
金属鉛筆
今回紹介する「The Bullet Ant 2.0」は、ペンとしての機能も持っているのですが、この「The Bullet Ant 2.0」で採用されているペン先はボールペンでもシャープペンシルでもない金属鉛筆です。
金属鉛筆は金属に黒鉛を混ぜたモノでペン先を作る事で、金属鉛筆は非常に硬く、書いても書いてもなかなか減らないと言うのが特徴で、ようやくペン先が減って来たなと分かるの数十キロも線を書いた後で、とにかく持ちがよくて濃さ的には製品によって違いますがHB〜2Bの濃さがあり、消しゴムでも消える事から普通の鉛筆やシャープペンシルと同じ様に使う事が出来ます。
更に金属鉛筆のペン先はリバーシブルになっており、裏返して付けると今度はガラスブレーカーとなるのですが、ガラスブレーカーと言うのは車の窓ガラスにも使われている強化ガラスを粉砕すると言った機能を持っており、いざ車内から脱出したいのにドアも開かない、窓ガラスもわれないと言った時に持っていると安心できると言うか、超安心なガジェットです。
ボルトアクション式・ビット
次に「The Bullet Ant 2.0」に収納できるビットはたったの2本ですので、プラス、マイナスの2本だけ持っていればたいていの作業は事足りると言う方は良いのですが、ヘックスビットなどもよく使われると言う様な方は別なビット式ドライバーを選ばれた方が無難です。
ただペンケースや胸ポケットなどに差し込んで持ち歩くと言う方にとっては直径11mm×長さ110mmと言うサイズ感は収納性、携帯性にも優れていますし、ボルトアクションと言ってライフル銃の弾の装填機構を模したギミックは力をこめてネジを回した場合でも誤ってビットが引っ込むのを防ぎますし、恣意的にボルトアクションを操作してビットを引き込まないと収納できないと言うのも安心安全なポイントです。
更にボルトアクションは、ビットを収納している間は予備のビットも含めて過って落としてしまったりしない様に柄の中でしっかりとカバーされていますが、ボルトアクションを操作してビットを出すと、収納されているビットの方も簡単に着脱でき、簡単にビットの交換ができるなど、使い勝手は非常に良く、作りと言うかギミックも申し分ない作りになっていますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/298860712/the-bullet-ant-20-titanium-bolt-action-multitool-pen
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