もうあと2年もすると学校にプログラミング授業が必須科目として導入される事になっており、今では先を見越してプラグラミング教室に通わせる親、そして子どもさんが増えて来ており、とあるアンケートによると子どもに習わせたい習い事の第1位が今では”プログラミング”となっています。
そんなプログラミングで一番困るのがデバッグ作業で、言うなれば日本語を英語に訳した時に、その文章が合っているのかどうか?を添削して直すと言う様な作業です。
プログラミングは初期の頃はテキスト通りに打ち込んで、打ち込んだものがテキストに乗っているサンプルプグラムと入力した文字が間違いがないかを確認するだけですが、マイコンボードを使って自分でプログラムを書く様になると、マイコンの中では全く何をしているのかディスプレイもないので見えませんので何をやっているのか分かりません。
ましてや回路を組んでセンサーを繋げたり、外部のLEDやモーターと言ったものを制御すると出力側の目視で変化がわかるものは良いのですが、センサー側の入力に至っては、マイコンボードとPCを接続してシリアル通信で逐次PCのターミナルソフトに入力されたセンサーの情報を表示する様にプログラミングしなければならず、これも初心者の方にとってはかなりの大作業です。
そこでオススメなのが今回紹介するArduino互換機「Maker UNO」です。
この「Maker UNO」はCPUにATmega328Pを使用したArduinoUNO系の互換機になり、”Arduino ZERO”の様な高性能さはありませんが、初心者がArduinoを使ってちょとしたプログラムを書くにはベストなベストセラー機です。
そしてこの「Maker UNO」にはデバッグする時に非常に便利な光って入出力状態を示してくれるLEDがDigital2〜13番ピンについており、この他にDigital8番ピンにはピエゾンブザーがついていて、ブザーの鳴り方を変える事で様々な入出力を音で動作を確認する事ができます。
これを普通のArduino UNOで実現するとブレッドボードにLEDを並べ、ジャンパー線でもってArduinoとブレッドボード上のLEDを繋ぎ、そこから更に分岐してセンサーや外部の制御装置に繋げなければならず、バニラシールドを使用して作った回路等の動作チェックをするのには非常に不便ですし、入出力が多ければ多いほどArduinoから出るジャンパー線の数が多くなりゴチャゴチャと入り乱れたら何がどこに接続されているのか確認するのも一苦労です。
ですがこの「Maker UNO」ではDelgital2〜13番ピンに入出力確認用のLEDがついていますのでセンサーからの入力信号がちゃんとあるのか?出力はちゃんとなされているのか?と言った事が見るだけで分かりますので、それだけでもデバッグするヶ所を限定できますので、スムーズにデバッグ作業を行う事ができます。
またこの「Maker UNO」は通常のArduinoUNOなら3.3V系のセンサー用の電流は最大で50mAの出力しかありませんが、500mAのレギュレータを乗せていますので3.3V系のセンサーを使う場合でも電流不足で外部電源回路を作る必要がないのも便利です。最近はArduino ZEROをはじめとして駆動電圧が3.3Vのものが増えて来ており、それに伴って周辺のArduino向けにアレンジされたセンサー類も3.3Vのものが増えて来ていますので、それに対応したものです。
と言う様にこの「Maker UNO」はこれからArduinoプログラミングを学ぶと言う方にはとってベストとも言えるボードになっておりますので、興味がある方は下記URLにて詳細はご覧下さい。
https://www.kickstarter.com/projects/1685732347/6-maker-uno-simplifying-arduino-for-education
この記事へのコメントはありません。