大量生産したい、そんな時に便利な複製機能を持つFDM方式3Dプリンター「Artist-D 3D Printer」

今や専門ショップに行かなくても、家電量販店でも見かける様になった3Dプリンターですが、一般家庭向きの価格の手頃な3Dプリンターは、どちらかと言うと、プリントできれば大丈夫的な感じのものが殆どです。

ただ中には手頃な価格で、複数のヘッドを搭載し、複数のフィラメントを使って多色の造形物を作る事ができるFDM方式の3Dプリンターや、ヘッドの移動スピードが早いのにも関わらず正確で、従来のものよりもより短時間で造形ができるFDM方式の3Dプリンターなど非常に様々な特色を持った3Dプリンターが増えています。

そして今回紹介するFDM方式の3Dプリンターは多色造形と、3Dプリンター側の設定だけで同じものを複製して造形する事のできる「Artist-D 3D Printer」をご紹介致します。


2ヘッド2ドラム


さてこの3Dプリンター「Artist-D 3D Printer」の特徴は何と言っても溶かしたフィラメントを押し出すノズルを2つ持っている事です。
複数のフィラメントを一度に扱う事のできる多色造形のFDM方式のプリンターで複数のノズルをヘッドに装備したものはいくつもありますが、この「Artist-D 3D Printer」様にヘッドが2つあると言うものは極々まれです。

しかもこのヘッドは1つのレールの上を別々なタイミングベルトで動かしていますので片方のヘッドを造形エリア外に退避させれば、1つのヘッドが310mmの造形エリアを自由に移動する事ができますので、最大で310mm×310mm×350mmと言う30cm四方強のかなり大きな造形物を作り上げる事ができます。

しかもそれぞれのノズルに違う色のフィラメントを使えば、2色造形する事も可能です。

更にこの「Artist-D 3D Printer」には1つので造形データで同時に2つのものを作り出す”ダブル”モード、そして鏡に映した様な真反対のものをもう1つ同時に造形する”ミラー”モードと言う造形モードを持っており、同じものを大量生産したい様な場合や、左右反対のパーツを作りたいと言った時に便利です。

ただこの”ダブル”モードや”ミラー”モードを使用する場合は造形エリアを半分に分けて使用しますので造形物の横幅は最大111mmに制限されます。


ノズルのクリーニングブラシ付き


そしてこの「Artist-D 3D Printer」には複数のヘッドやノズルで多色造形するFDM方式のプリンター方式ならではの細かな素晴らしい工夫も随所に見られます。
まず最初にノズルのクリーニングブラシを備えている事です。
FDM方式の3Dプリンターを使っておられる方であれば、ノズルが温まって来た後にノズルからノズル内に残ったフィラメントが溶けて垂れ落ちるのを見た事があるでしょう。
つまり多色造形する際に退避している側のヘッドのノズルはずっと加熱されて一定温度を保っていますから時間経つとどうしても溶けたフィラメントがノズルの先から垂れ落ちて来ます。そうするとそのまま造形物の上に移動してフィラメントを射出すると垂れ落ちそうな余分なフィラメントを造形物にくっつてしまい、最悪は後から除去できない程のバリとなって残ったりして造形失敗となります。

ですがブラシで余分なフィラメントを取り除く事でそう言う失敗を未然に防ぐ事ができるのです。

しかも何らかのアクシデントでフィラメントがノズルの中に詰まったとしても、ワンプッシュで簡単にノズルの交換ができるのもこの「Artist-D 3D Printer」の魅力的です。


マグネットベッド


そしてこの「Artist-D 3D Printer」は出来上がった造形物が取り外しし易く、その後のキャリブレーションを行わなくても良いのも魅力です。
FDM方式の3Dプリンターは、出来上がった造形ぶるはベッドと呼ばれる台にくっついていますので、剥がさなければいけません。
その際に造形物を引っ張り剥がしますので、どうしてもベッドの水平レベルが狂ったりする事があり、本来であれば造形する際には毎回、キャリブレーションと言ってヘッドの位置出しを行わないといけないのですが、この「Artist-D 3D Printer」ではベッドは2枚に分かれており、磁力でくっつく様になっています。
つまり造形物を引っ張り剥がす際にはベッドごと取り外して造形物を引き剥がし、そしてそっとベッドを戻すだけで良いのでキャリブレーションの必要がありません。
しかも磁力で強力にくっついていますのでズレたりと言う事もありません。

ただこの「Artist-D 3D Printer」ですが、STL,OBJ,G-codeに変換したファイルをSDカードにコピーし、SDカードからファイルを選んで造形する形式になりますので、タブレットからWiFiでデータを送って簡単に造形すると言う風に簡単にプリントできる様にはなっていませんのでご注意下さい。

なお詳細に関しては下記URLをご覧ください。

https://www.kickstarter.com/projects/jgmaker3d/jgmaker-artist-d-dual-extruder

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