USB-CマルチハブはUSB-Cポートしか持たない現在のMacBookには欠かせない中継装置ですし、Windowsマシンでも最近ではUSB-CとUSBポートを併用して搭載する事でUSBのポート数を減らして来ているものもありますので、そう言った意味でもUSB-CマルチハブはUSB接続のデバイスや外部モニターの接続、有線LANへの接続などを行う為の大切なコネクトデバイスとなっています。
そんなUSB-CマルチハブをノートPCスタンドに組み込んだものが最近では増えており、これら2種類のデバイスを組み合わせる事で結果的に持ち歩く荷物を減らせるだけでなく、バッグから取り出して使用し、バッグに戻すのを忘れて置き忘れると言う失敗を防いでもくれます。
そんなUSB-CマルチハブとノートPCスタンドの両方の機能を持ち、取付位置をスワップできる「LinkPro」を今回はご紹介致します。
取付位置の変更が可能
USB-Cマルチハブが融合されたノートPCスタンドの殆どがコネクタ位置は左側が背面に設けてあります。
これは世界的に見ても右利き人口が85%を超えており、マウスを操作する場合マウスを右に置いて操作するからで、マルチUSB-Cハブに接続されたケーブルがマウス操作の邪魔にならない様になっている為です。
また背面にコネクタやメモリーカードスロットがある様な場合、コネクタやメモリーの抜き差しが頻繁にあるとその都度スタンドを回してコネクタやメモリーを抜き差しするか、モニターを一度畳んで前述の操作をしなければなりませんが、側面にあればそう言った面倒な事をせずに済みますし、パッと目視でコネクタ位置の確認も出来ますので非常にコネクタやメモリーの抜き差しが容易に出来ます。
だた、右側にUSB-CマルチハブがなければUSBデバイスに接続されたUSBケーブルの長さが足りなくて届かない、場所的に左側にクリアランスがなく左側にUSB-Cマルチハブがあると使い辛いと言った様な場合にこの「LinkPro」は左右の位置を変えて使う事ができますので、そう言った意味で非常に便利です。
だったら一体型ではないノートPCスタンドとUSB-Cマルチハブを買って両方持ち歩けばと言う考えもあるかと思いますが、やはりこの2つが合体しているとデスク回りがスッキリとしますし、置き忘れたりと言う失敗がないと言うのが最大のメリットです。
USB-Cの拡張ポート
では次にUSB-Cマルチハブとしての拡張ポートはどう言ったポートを備えているのか見て行きます。
まず最初にUSB-C PD(Power Deliver)には当然のことながら対応しており、USB-C PD入力ポートに100WのUSB-C電源(充電器)を接続する事でノートPC側には最大85W供給する事ができます。
またPCとのインタフェースはUSB3.2 Gen1なので通信スピードは最大で10Gbpsとなります。
次に拡張ポートですが、まずUSB-Aポートは3ポートあり、どのポートもUSBはUSB3.2 Gen1規格に対応していますが通信スピードは1ポートのみ使用なら最大5Gbpsです。
そしてHDMIポートは1ポートで最大4k@60Hzでの出力が可能となっており、この他にmicroSBカード、SDカードスロット(UHS-IIの読み書きには非対応)をそれぞれ1ポート備えていて3.5mmイヤホンジャックも備えています。
また充電だけのポートもUSB-C、USB-A両方とも1ポートのみ用意されており、USB-CはUSB-C PDに対応し最大18W出力、USB-Aは QC3.0,2.0、BC1.2、Apple、FCP、AFCと言った急速充電規格に対応しています。
最大17.3インチのノートPCまで対応
次にノートPCスタンドとしての機能ですが、こちらはスタンドを広げるとスタンド全体の長さが270mm、幅が250mmになるため、最大17.3インチのノートPCまで利用できます。60mm、104mm、147mmの3段階に調整可能となっているのですが、伸縮する脚は机の脚の様に1本脚なので、フラットなデスクの上でないと使用できませんので注意が必要です。
この脚がスキー板の様なものを履かせていれば膝の上に置いて使えたりもしたのですが、先の尖った脚では膝上はスタンドの脚が自分の足に刺さって痛いので、移動途中、移動中に膝上にノートPCを乗せて作業される様な方は何か一工夫が必要です。
なおその他詳細につきましては下記URLをご覧ください。
この記事へのコメントはありません。