最近は家電製品だけではなく、住宅設備もインターネットに接続する事ができ、照明や空調、そしてお風呂のお湯張りまで外出先からスマートフォンのアプリで操作できる様な便利なものもあります。
ただいくら便利とは言え、既存の住宅設備をインターネットに接続するハードルは高く、特に費用面で住宅設備が古いとアダプターの取付だけでは済まず、完全に取り替える必要があったりすると、かなりの出費を覚悟しなければいけません。
ただ家電製品は赤外線リモコンに対応したものが比較的多く、エアコンはもちろんの事、照明等もLED照明などは赤外線リモコンが普通に付属していたりしますので、インターネットに接続できる学習型の赤外線リモコン1つあれば、スマートフォンからリビングにある家電製品全てを操作する事も可能です。
ただここで問題なのが、スマートフォンがなければ便利に使えないと言う点です。そこで、今回はスマートフォンがなくてもポチッと押すだけで色々な事ができるスマートボタン「Flic 2」をご紹介致します。
原理は”Amazon Dash Button”
この「Flic 2」はBluetooth5に対応した、ただの押しボタンで、原理的に言えば、ポチッと押せば予め設定しておいた商品を注文する様なアマゾン・ダッシュボタン(既に販売されていませんが)と同じで、この「Flic 2」もポチッと押せば何かが起こります。
ただこの「Flic 2」がアマゾン・ダッシュボタンと違うのは、クリックとダブルクリックを使い分ける事ができる事と、正常に操作できたのかどうかが、「Flic 2」に内蔵されたLEDで緑が点滅したら成功、赤点滅は失敗、黄色点滅は待機中と言う様に確認できる事です。
設定はスマートフォン1つで完了
そしてボタンを押した時に何をさせるかはスマートフォンを使いメニューからコマンドを選択する事で簡単に設定する事が可能、ボタンを押したらSpotifyを起動して音楽を再生する、Philips Hueに対応した照明を点灯させる、そしてスマートフォンやIFTTTサービスを中継させて学習型の赤外線リモコンを操作して、寝室からリビングの空調を入れたり照明を付けたり、お風呂を張ったりと言う毎日のルーティーンをマクロ化してこの「Flic 2」に割り当ててやる事が可能です。
Flic Hubがあれば超便利
ただ、「Flic 2」はBluetoothでスマートフォンと接続されていなければ機能しませんので、ペアリングしたスマートフォンが「Flic 2」の通信圏内にある必要があり、ペアリングされたスマートフォンを持って外出されると、ただのボタンの飾り物となってしまい全く役に立ちません。
そこでスマートフォンがなくても「Flic 2」を機能させるのが”Flic Hub”です。この”Flic Hub”には最大63個もの「Flic 2」が同時接続できますので、スマートフォン1台あたり6〜8個しか接続できない事を思うとその接続数は約8〜10倍になります。
そしてこの”Flic Hub”はインターネットに接続されWiFi等でネットに接続された機器ならインターネット経由で、それ以外の赤外線でしかコントロールできない家電製品もオプションの赤外線送信装置(IR Accessory)を取り付けるこで”Flic Hub”から直接エアコンや照明、赤外線コントロール可能な給湯器などを操作してお風呂を張ったりする事が可能です。
では具体的にどう言う使い方ができるかですが、前述した様に決まった家電操作のルーティーンがあるならそれをマクロ化しておくと言う事ができますし、最近簡単に取り付けられるWiFi接続の玄関錠等の操作の為に「Flic 2」をインターホンのモニター脇に貼っておけば、スマートフォンを持っていなくても「Flic 2」をポチッと押すだけで玄関を解錠する様にしたりする事も可能です。
と言う様に、こうできたらいいのにな、を具体的に簡単に自動化、ワイヤレス化できるのがこの「Flic 2」のメリットで、スマートフォンを持たない子どもさん、スマートフォンを操作できない年配の方に「Flic 2」とネットに接続可能な家電製品、赤外線でコントロールできる家電製品で家の中での様々な事を簡単に行える様に改良してあげる事ができますので、もし興味を持たれた方は下記URLにて詳細はご覧ください。
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