レーザー距離計を使うメリットは1人で長い距離を瞬時に計測できる事です。
例えば新たに家具を設置するために部屋の大きさをメジャーで計測すると言った時に1人で計測するとなるとメジャーのたわみ加減でセンチ単位で誤差が出て来ますし、既に部屋に家具が置かれていて部屋の真ん中で部屋の幅を計測すると言った場合、部屋の壁に対して平行に計測しませんとそのズレが誤差となって加算されます。
なのでもし誤差に気付かずに家具を購入してしまい入れてみると入らないと言う事態に陥る事になってしまいます。
そう言う点レーザー距離計ならレーザーは真っ直ぐに飛んで行きますので、計測する位置関係さえ間違えなければ家具が入らないと言う様な事にはなりません。
そこで今回はピタゴラスの定理を使って面積や体積まで計測可能な超便利なレーザー距離計「M-30+」をご紹介致します。
同等性能では最小ボディ
今回紹介するレーザー距離計「M-30+」は、計測可能距離は5cm〜30m、誤差1.5mmと言う超精密レーザー距離計でこれと同等のレーザー距離計となると最大レンジは10m長い40mなのですが、ボッシュの”GLM400”と機能も性能もほぼ同等です。
ただ大きさは77mm×39mm×17mmとフリスクケースを2つ重ねた様な大きさしかない上に重さも40gと軽くポケットに入れて持ち歩く事ができるだけでなくストラップ取付用の穴がありますのでストラップをつけて首からぶら下げて持ち歩くと言う事もでき、高所での作業も安全に行う事ができます。
またこの「M-30+」は電源に電池ではなくバッテリーを採用していると言う所もポイントが高く、電池だとついついまだモニターが点灯したりしていると電池がなくなる寸前かな?と思っても勿体なくて完全になくなるまで交換したりしませんが、充電式のこの「M-30+」は継ぎ足し充電しておけば常に1000回は連続計測が出来ますので、バッテリー切れとはほぼ無縁です。
ピタゴラス計測
次に計測・測定モードですが、これは最近のレーザー距離計とほぼ同等性能です。
長さ、面積、体積の他ピタゴラス計測と言って、2辺の長さが分かっていればもう1辺の長さが分かると言うピタゴラスの定理を用いた計測が可能で、ピタゴラス計測では2ポイントと3ポイント計測に対応していますが、同じ場所でレーザーの照射方向を変えて計測しなければならないため、三脚固定用のネジがついていないこの「M-30+」で計測する場合は「M-30+」と対象物との位置関係がズレない様に気を付ける必要があります。
また部屋の中の長さを計測する場合は、一方の壁に「M-30+」を押しつけてもう片方の壁にレーザーを照射すれば良いのですが、箱の大きさを計測すると言った場合、下敷きの様なものを使い箱の側面に下敷きを当ててレーザーが跳ね返って来る様な工夫をしなければならないので、箱の様なものはメジャーで計測した方が楽かもしれません。
「M-30+」の優れた機能
そしてこの「M-30+」が同ジャンル、同等性能レーザー距離計と比較して優れているのはまずメモリーが50もある事です。
たいていメモリーは5とか10なのですが、さすがに50もあれば次々と計測して行き、それを図面に後から数値だけを見て書き起こすと言う事ができますので、作業が非常にスムーズに行えます(但し計測した順番を覚えておく必要はありますが)。
また連続計測中に最大距離と最低距離、そして平均距離を計算するモードがこの「M-30+」はあり、例えば凹凸のある様な石を積み上げた様な壁までの距離を計測すると言った場合、レーザーをちょっと揺らして照射すればおよその平均距離が出せます。
ただ何よりこの「M-30+」の魅力はコンパクトさですので、もし今使っているものが手からはみ出るくらい大きくもっと小さなレーザー距離計が欲しいと言う方向けのものですので(機能的には大差ないので)、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/magpietech/m-30-super-compact-laser-distance-measurer
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