凍った食材を解凍する際に用いる解凍プレートは凍った食材を早く解凍するだけではありません。
早く解凍する事で味や風味、色の劣化を防ぐ事ができるだけでなく、生の食材がない!!時間がない!!と言った時に冷凍庫にストックしてある食材を使って短時間で美味しい料理を調理できると言うメリットがあります。
そこで今回は、市販されている解凍プレートの中ではほぼ最速と言って間違いがないアルミ製解凍プレート「ICEGONE」をご紹介致します。
解凍プレートの原理と仕組み
では解凍プレートを使うと何故自然解凍よりも早く解凍する事ができるのでしょうか?
それはみなさん小学校の理科で習った熱の伝わり方にヒントがあります。
温められた物質、熱を持つ物質はその物質よりも温度の低いものに対して熱エネルギーを与える事で熱を下げて均一化を図ります。
ですから沸騰したお湯の中に冷たい水を入れると温くなりますし、常温の水に氷を入れると水は水よりも温度の低い氷に熱を奪われて温度を下げますし、逆に熱を貰った氷は溶けて水になります。
そして解凍プレートは凍った食材に対してアルミと言う熱伝導率の高い金属が持つ熱によって凍った食材から熱を奪い加熱する事で食材の解凍を早めます。
そして解凍プレートは食材から奪った熱を大気中に放出すると言う循環を作る事で食材の解凍を早めるのですが、その際に解凍の速さを決めるのは解凍プレートの大きさと大気に触れる表面製です。
空気と触れる面積が多ければ多いほど一度にたくさんの熱交換が行われますのでより早く食材を解凍する事ができるのですが、その為にこの「ICEGONE」は裏面を波模様にカットする事で表面積を増やしています。
更にこの「ICEGONE」では「ICEGONE」の中を中空とする事で熱をプレート表面から裏へと循環する様に伝わる様に工夫しており、これもこの「ICEGONE」が解凍が早い1つの決め手となっています。
解凍時間が早いメリット
そして解凍時間が早いメリットはドリップの少なさに繋がります。
凍った肉や魚は解凍すると同時に肉や魚が持つ水分、つまり旨味成分をドリップ(流出)させるのですが、ゆっくりであればあるほどその量は増えますので早く解凍できるこの「ICEGONE」はドリップが少ないと言う事になり結果的に旨味を上手に肉や魚の中に残す事ができます。
そしてこの「ICEGONE」は自然解凍では160分近くかかる250g近くもあるステーキ肉もたった20分で解凍できますし、トンカツ用の厚みのある1枚あたり300g近いロース肉もたった15分、魚であれば90g前後の切り身であればたった15分しか解凍に必要としません。
お弁当を冷やすのにも便利
また解凍プレートは単に凍った食材を解凍できるだけではありません。
熱々に加熱された料理を冷やすのにも利用できますので、例えば毎朝作りお弁当を冷やすのにも使えますので、これから暑くなって来ると温かいままのお弁当を持って行くといくら保冷剤を入れておいても傷みやすく保冷剤もすぐに溶けてしまいますので、先に解凍プレートで冷やしておく事で食中毒を起こすリスクを低減する事ができます。
また調理においても冷やしたり冷ましたりすると言う作業を行う際にこの「ICEGONE」を使えば素早く冷ます事ができ調理時間の短縮ができますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
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