太陽光発電は年々、買い取り価格が下がっている事で10年前と比較すると話題に上る事も減って来ましたが、その太陽光発電に代わって最近、注目を集め出しているのが蓄電池です。
様な充電用のバッテリーを家庭に置いておき、もし停電になった際にその蓄電池から家庭内へ電気を送る事で停電を一時的に回避できる他、太陽光発電と組み合わせる事で、昼間に太陽光発電に貯めた電気を夜間に放出する事で買電量を減らす事で電気代を節約する事ができます。
ただ問題は費用対効果で、製品によっては100万円出して蓄電池を設置しても、停電時の給電はたった半日程度しか持たない所で、今回紹介する家庭用蓄電池「Mango Power」もバッテリー容量は6.9kWhしかないのですが、持ち出せると言う特徴とパワフルな出力が魅力的な製品です。
家庭用蓄電池の注意点
家庭用蓄電池を設置する事で停電時においても、瞬時に蓄電池が電気を送って家庭の電力をまかなってくれると思われがちですが、実際にはモバイルバッテリーの様に出力電力には限界があり、この「Mango Power」では一度に送り出せる電力は最大4000Wになります。
つまりこれをキッチンの電化製品に例えると、例えば朝食の準備をしている際に停電したりすると電子レンジ600W、トースター1000W、冷蔵庫(ほぼ冷えて温度が安定している状態)200W、換気扇120W、コーヒーメーカー600Wと言う感じで電力消費をしていますので、残りLED照明を2〜3ヶ所点灯させて洗濯機800Wを動かせる程度の電力を送り出せる事になります。
一方、一般的な鉛蓄電池はコンセント1個分の出力(1500W)しかないものが多く、本当に非常用なので夏場であれば冷蔵庫をバックアップしておくのが関の山ですし、この「Mango Power」であっても冷蔵庫のバックアップだけだとしても室温にもよりますが、真夏ですと半日持てば良い方なので、そのあたりは割り切りが必要です。
一方、太陽光発電を導入し、蓄電池を夜間の補助電力として使用する場合、照明をLEDに変えている場合でしたら合計容量は9200Whもありますので、一般家庭の一晩の照明の電力くらいは十分カバーできますので、電気代の節約効果は高いと言えます。
分離する出力モジュール
そして今回紹介する「Mango Power」の最大の特徴はパワーユニットが2つに分離し、上部のユニットは外して移動したり、外に持ち出して利用する事が可能だと言う所です。
そして上部の”Mango Power Move”には2.3kWhものバッテリーが内蔵されており、最大の合計出力は2000Wもありますので、例えばキャンプで電子レンジや炊飯器と言ったものも利用する事ができますし、停電時でも一般的な家庭用蓄電池では設置した場所から動かせないものが殆どですが、この”Mango Power Move”は持ち歩けますのでリビングに持って行き、テレビを接続して情報収集したりPCやWiFiルーターを接続して情報収集したりと言った事にも利用できます。
また”Mango Power Move”はACコンセント6つ、QC3.0に対応したUSB-Aポートを6つ(合計出力27W)、USB-Cポートを2つ(USB-C PDFに対応し1つは最大100Wでもう1つは65W)、DC出力ポート2つ(合計12V/5A)、シガーソケット1つ(12V/10A)、更に”Mango Power Move”の天板にはワイヤレス充電用コイルが内蔵されており一度に2台のQiワイヤレス充電に対応したデバイスを充電できる様になっていますので、このポータブルバッテリーだけでもとても魅力的です。
最大2000W入力でたった2.5時間でフル充電
そしてこの「Mango Power」は充電スピードが早いのも特徴で、何とたった2.5時間でフル充電可能なのです。
一般的な家庭用蓄電池ですと半日かかったりするのですが、この「Mango Power」は非常に充電スピードが早く、充電はもちろん商用電源(電力会社から受電している電力)の他に太陽光パネルからも充電可能で、その最大電力も2000Wと非常にパワフルでPVインバータを「Mango Power」内に内蔵している事で、パネルの設置だけで充電システムを構築する事ができますので、2000Wと言うとパネル代だけで50万円近くかかってしまいますが、昼間のちょっとした時間でフル充電できるのは魅力的ですので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
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