ナイトビジョンカメラ、つまり暗視カメラの原理は、サーモグラフィーと同じで、生き物やモノが放出する赤外線、ないしカメラから照射された赤外線が被写体に当たり、その跳ね返って来た赤外線を可視化、映像化しています。
ですから基本的には単一の赤外線を映像化していますので白黒ないし、濃淡のついた緑色となる訳なのですが、最近では天体望遠鏡に使われているCCDの様に、ほんの少しの光を増幅する事で赤外線を照射しなくてもカラーで映像化できるCCDもあります。
今回紹介するナイトビジョンカメラ「NVOSION」は後者の天体望遠鏡に使われている様な高感度のカラーCCDを採用したカメラで、3mk先に見えている夜景をカメラを通してみると、まるで日中の光景の様に見えるカメラです。
日中の風景が撮影できるナイトビジョンカメラ
ナイトビジョンカメラは、物体が放出する赤外線(熱線)を画像化するものと、カメラそのものが放出した赤外線が被写体に当たって返って来たものを映像化する赤外線カメラと、天体望遠鏡の様に小さく弱い光を何倍、何十倍にも増幅する事で見える程度にまで明るくするスターライトカメラに分類され、どちらも暗闇での撮影には適していますが、日中いこれらナイトビジョンカメラを使用すると赤外線カメラもスターライトカメラも真っ白にしか写りません。
ですが今回紹介するナイトビジョンカメラ「NVOSION」に使われているフルカラーのナイトビジョンCCDは、日中でも普通に周囲の風景が撮影できるのが特徴で、周囲の状況を判断し周囲が暗ければ暗視機能をONにし、そうでなければ画像処理AIによって赤外線映像をカラー化しますので、一般的なカメラよりは画質は落ちますが、昼間の風景も撮影する事ができます。
またこの「NVOSION」のナイトビジョンは非常に能力が高く、何と3km先に見えている夜景も普通に電灯が灯り出した頃の夕方の風景を見ているかの様な映像を撮影する事ができます。
明かりが一切なくても赤外線で撮影可能
次にこの「NVOSION」ではかすかな光を増幅する事で多少暗くても昼間の様な明るさにして撮影する事ができます。
ですが洞窟の中であるとか、月明かりも出ていないうっそうとした森の中の様な場所では、光源となるものがありませんので、いくら光を増幅しようとしても元の光源がありませんので増幅しようがありませんし、このカメラでも真っ暗な場所では真っ暗にして本来なら撮影できません。
ですがこの「NVOSION」には最大出力10Wと言う非常に強力は赤外線LEDを搭載しており、この赤外線LEDを使い被写体に赤外線を当てる事で真っ暗な場所でも撮影できる他、何と非常に優れた画像処理エンジンにより本来なら赤外線照射による撮影は白黒でしか撮影できないのですが、この「NVOSION」ではカラーで撮影する事ができるのです。
総合スペック
そしてまた、この「NVOSION」に使われている視野角10°のF1.2 25mmレンズは単焦点レンズではなく光学5倍ズーム機能を備えており、更にデジタル10倍ズームも備えているのですが、画質の悪いナイトビジョンカメラの映像を補正できるAI画像処理エンジンによってデジタルズームされた映像も自動的に補正されるため、デジタル10倍ズームと言ってもあまりノイズが目立たないのがこの「NVOSION」の特徴でもあります。
またバッテリーは最大5時間の連続撮影が可能な大容量のバッテリーが搭載されている他、WiFi経由でスマートフォンに映像を送り専用アプリを使って即シェアできると言った様な事も出来る様になっていますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
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