超音波カッターと言うのは1秒間に4万回の振動を与える事で、厚みがあったり硬かったりする樹脂や、相当力を入れないとカットできない様な素材(金属やガラス、セラミックの様に非常にハードなものはカットできません)をあまり力を必要とせずに楽にカット作業が行えるガジェットで、例えば厚みのあるアクリル板を丸くくり抜いたりと言った作業ももちろん超音波カッターなら簡単に行えますし、力を入れすぎた事により手が滑って、刃で指や手を切ったりと言う様なケガも防ぐ事ができます。
ですから何か工作をよくされる方であれば1台持っておいて損はない工作機器なのですが、今回紹介する「H-B03 Ultrasonic Cutter」はホビー機ながら業務機並の性能を持っているのが特徴です。
High/Lowパワー切替機能付きでカット面はシャープに
超音波カッターは、カッターの刃を素材に対して叩き付けている様なイメージでカットして行きますので、必ず熱が発生します。
例えば強く拍手をし続けていると手に熱を持って来るのと同じです。
つまり超音波カッターは1秒間に4万回も金属の刃で素材を叩くので刃そのものが熱を帯びて行きますので、熱くなった刃を樹脂素材に当てると当然、溶けますし、革や布ですと切断面が焦げてしまったりする事もあります。
そこで必要なのがパワーの切替で、薄かったり柔らかかったりする事で直ぐにカットできる様な素材はパワーを落とす事で刃先で発生する熱を抑える事ができ切断面を綺麗にする事ができますし、厚みのある素材、硬い素材でもカット面を綺麗にシャープにしたいのであればパワーを落とした方が時間はかかりますがカット面の仕上がりは綺麗に出来ますので、High/Lowの2段階ながらパワーの切替機能がついているのは非常にポイントの高い所です。
刃先を細かく自由に動かす事のできるフットスイッチ付き
次にホビー機の超音波カッターは手に持つハンドピース部分にスイッチがついており、このスイッチを押す事で超音波が発生してカットできる様になっているものが多いのですが、ハンドピースにスイッチがついていますと、例えば手首を返しながら曲線をカットする様な場合、常に人差し指の指先はボタンを押し続けていなければならず、手の動きに制約が生まれ動かし辛いと言った事がよく起こります。
その点、足で踏むフットスイッチがあれば手は制約なく自由に動かす事ができますので、細かなものも失敗せずにカット作業する事ができます。
最大60分の連続使用が可能
そしてこの超音波カッター「H-B03 Ultrasonic Cutter」のもう1つの魅力点は連続使用時間が長い事です。
ホビー向けの超音波カッターの場合、15〜20分程度が連続使用の限界で、熱を帯びたハンドピースが冷えるまで待たなくてはカット作業を再開する事はできません。
ですがこの「H-B03 Ultrasonic Cutter」では、刃先のブレードから熱を吸収し、ハンドピース上部から放散、放熱する吸引冷却システムを搭載していますので、Highモードで30分、Lowモードなら60分も連続使用ができるのです。
つまりこの「H-B03 Ultrasonic Cutter」ではほぼカット作業を邪魔されずに出来る超音波カッターであるとも言えますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
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