レーザーメジャーって使ってみられた事はありますか？
レーザーメジャーは文字通り、レーザーが跳ね返って来る時間を計測する事で精密に長さや距離を計測する事のできる計測機器で、テープメジャーの様に長さが長くなるとメジャーがたわんで誤差が大きくなる様な事もなく、テープを伸ばして行く手間もないため、計測にも時間がかからずよりスピーディーにあらゆる長さの計測が可能です。

ただ、レーザーメジャーは、レーザーの光は曲がりませんので直線は計測する事はできますが、曲面の長さと言うのは出来ません。
そこで今回は、直線でも曲線でもどちらでも計測する事ができるレーザーメジャー「M-Cube」をご紹介致します。

Bilateral Laser

今回紹介するレーザーメジャー「M-Cube」は、ディスプレイモジュールに3種類の交換式のモジュールを付け替える事で様々な機能を持たせる事ができます。
まず最初に紹介する”Bilateral Laser”モジュールはこの「M-Cube」のメインの機能であるレーザーを使った長さを計測するためのモジュールで最大100mまでの長さを±3mmと言う高精度で長さを計測できるだけでなく、レーザーメジャーを使った計測でよくやってしまう失敗をオートレベラー機能で防止する様になっています。
ではレーザーメジャーを使った計測でよくやってしまう失敗とは何かと言うと、自分では真横にレーザーを照射していると思っていても少し傾いていて、斜めに照射していて実際の長さよりも長く計測してしまう事です。例えば床から天井までの高さを計測する様な場合、床の上に置けばほぼ垂直にレーザーは照射されるので、こう言った場合に誤差が出る事は少ないのですが、部屋の横幅を計測したりする場合に、壁にメジャーを押しつけてレーザーを反対側の壁に照射したとしても1°傾くだけで実際の長さとは違って来ますし、その角度が大きくなれば差も大きくなります。
そこでこの”Bilateral Laser”にはオートレベラーと言って「M-Cube」そのものの傾きを計測する機能を搭載しており、0°ないし90°になっているのを確認して長さを計測する事で間違わない様にしています。

更にこの”Bilateral Laser”にはレーザーレベラーとしての機能も持っており、壁等に緑色のクロスレーザーを照射する事で水平垂直をキッチリと合わせて額を飾ったりと言った作業が行える様になっています。

Scale Roller

次に紹介する”Scale Roller”モジュールは、ローラーメジャーと言って円盤を計測する対象物に当て、ローラーメジャーを沿わせて動かす事で直線でも曲線でも正確に計測する事ができるメジャーで、湾曲した壁の長さを計測したり、紙の地図の上を移動させて目的地までの距離を計測したりすると言った事が出来るほか、この”Scale Roller”にはクロスレーザーを照射する機能も兼ね備えており、レーザーを計測する始点から終点までキッチリと合う様にローラーを動かす事でより精密に計測が行える様になっています。

Smart Planner

そして最後に紹介するジョイスティックのついた”Smart Planner”は、レーザーメジャーで計測した長さを図面の落とし込んで行く事で、後からレーザーメジャーで計測した長さを元に部屋の寸法図を起こしたりと言った作業を行うと言った手間を省く事ができるモジュールで、具体的には計測した長さを線としてモニターに表示して行くのですが、その際にジョイスティックを使って次、どの方向にレーザーを照射するのかを矢印を動かして指示する事で、次に計測した長さを線として描いて行きます。
つまり部屋のコーナーコーナーにこのレーザーメジャーを当て、反対側の壁にレーザーを照射する事で簡単に部屋の寸法図をこの「M-Cube」で製図する事ができ、製図したデータはもちろんスマートフォンやPCに転送して利用する事が出来ますので、作図する手間が省けるだけでなく、メモった長さを見て、これどこの長さだったっけ？と分からなくなり再計測したりすると言った余分な手間もかからない様になっていますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。

https://www.kickstarter.com/projects/hozodesign/m-cube-customizable-modular-laser-measure-0