ほぼデジタルカメラ一色の現在、フィルムカメラが出す何とも言えない味わいみ魅力を感じた、フィルムカメラを知らない世代の方に人気を博しているだけで、ほとんどのご家庭でフィルムカメラは倉庫や引き出しの中に眠っているのではないでしょうか?
特に昭和の時代のカメラレンズは現在のデジタルカメラに取り付けられないものが殆どですから、処分できずにそのままカメラ本体と一緒に眠っているのではないでしょうか?
そんなフィルムカメラに再び日を当てたのが今回紹介します「I’m Back® 35」を含む”I’m Back”シリーズで、古いフィルムカメラを改造する事なく裏蓋を外して取り付けるだけでデジタルカメラに変えてしまうのです。
「I’m Back® 35」で復活するカメラ
この「I’m Back® 35」をはじめとする”I’m Back”シリーズですが、この装着は非常に簡単で、フィルムカメラの裏蓋を外してこの「I’m Back® 35」をカメラに下から差し込むだけです。
そして今回の「I’m Back® 35」では下記11社のメジャーな35mmフィルムカメラに合うアダプターがラインナップされています。
a) Canon A/A1/AE1/F1/FT/FTB/EOS300,
b) Contax II/RTS/G1/G2,
c) Diana F/F mini,
d) Leica M1/M2/M3/M4/M6/M7/Leicaflex SL/R4/R5/R6,
e) Minolta Dinaxx 7000i/Maxxum 7000/SRT/XD,
f) Nikon EM/F/FA/FE/FE2/FG/FM/FM2/F2/F F4/F70/F90x/F100/S2/S3/Nikkormat FTN/EL,
g) Olympus OM1/OM2/OM4/OM10,
h) Pentax ME/ME super/K1000/Spotomatic,
i) Praktica b200/MTL,
j) Ricoh KR10,
k) Yashica JP/FX3.
しかも従来はカメラ毎に必要であったブラケットも、可動式のユニバーサルブラケットのおかげで、複数の違う機種にカメラに使用したい場合、そのカメラに合ったブラケットを購入しなければならなかった所を、このユニバーサルブラケットでどのカメラにでも取り付ける事ができる様になっているだけでなく、サイズも小さくなって扱いやすくなっています。
シャッタースピード、絞りをカメラ側で操作可能に
さて、この「I’m Back® 35」では使用できるカメラが増えた事に加えて大きな仕様変更がありました。
それは何かと言いますと、カメラ側でシャッタースピードと露出、絞りをカメラ側で変える事ができ、それを自動的に記録できる様になった事です。
それによってよりフィルムカメラで撮影した状態をほぼ完璧に画像として再現できる様になりました。
では従来の”I’m Back”シリーズはどうだったのかと言いますと、レリーズケーブルで接続し、カメラのシャッターを切った事を検出してCCDに写った映像をファイル化していましたので、露出や絞りの設定はスルーでした。その為にフィルムを入れて撮影した状態と同じ写真が再現できずにいたのですが、この「I’m Back® 35」では自動で絞りや露出、そしてシャッタースピードまでもセンサーで検出できる様になりましたので、後から画像を加工すると言った際にも楽です。
なお画像はRAWとJPEG(14M/10M/8M/other)で保存され、バッテリーはSONYのNP-F55/F570と言った汎用品が使える様になっているのも注目です。
4K画質の動画の撮影も可能
そして今のデジタルカメラは一眼レフでも動画が撮影できるのが普通になっていますが、この「I’m Back® 35」でも動画の撮影が可能なのです。
ビデオ撮影モードにしてカメラのシャッタースピードを解放状態にしてシャッターを切れば、カメラが捉えた景色は動画となって4K 3840×2160@30FPS、1920×1080P@60fps、1280×720P@120fpsで記録する事ができるのです。
もし貴方のご家庭に古い35mmフィルムカメラが眠っており、そのカメラで撮影した動画を是非見てみたいなど興味を持たれた方は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/samellos/im-back-35-new-version-with-manual-priority-function
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