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刃を交換する事ができるので、実質半永久的に使えるニッパー「SLICE」

道具にも、人それぞれ好みと言うか使いやすさがあり、使っていた工具が使えなくなるとたいていの場合は同じ工具を購入をします。
ただ最近は材料もそうなのですが工具の価格も上がっており、10年前であればニッパーなどでも切れ味が悪くなればすぐに買い換えていましたが、今の価格では買い換えるのは結構な出費ですし、刃を研ぎ直しと言っても基本的にニッパーの刃がダメになるのは硬い金属製のケーブルやワイヤーなどをカットして刃こぼれしており、この刃を研いだとしても刃と刃の間に隙間が出来るだけでスパッとカットできる様にはなりません。

かと言ってまだ切れそうなのに新しいニーパーを購入すると言うのも勿体ない気がするのも事実です。
そこで今回は、刃を交換する事ができる画期的なニッパー「SLICE」をご紹介致します。


片刃ニッパー


今回紹介するニッパー「SLICE」は、片刃ニッパーと言って片側の刃は切刃と言って先端が鋭くカットする事が出来る様に刃がつけられており、もう片方の刃はまな板の様にフラットになっています。
そしてこう言った片刃のニッパーは、両刃だと切断面の中央部分に筋の様なものが残ってしまいますが、片刃ではそう言った事がなく切断面が非常に綺麗で、なおかつ切断時に破片が飛び辛い事から片刃のニッパーはプラスチック模型の加工用のものが大半です。

またこのニッパー、普通ニッパーと言うのはハサミと同じ様に1軸で2枚の刃がリンクされていますが、この「SLICE」では2軸になっており、少ない、小さなストロークでパーツをカットする事が出来るだけでなく2軸にする事が刃が素材に対して斜めに入るのではなくギロチンの様に上から垂直に降りて来てカットする様になっており、切断面が綺麗なだけでなく、切断面が変形しない様にも工夫されています。


2種類の刃


次にこのニッパー「SLICE」には2種類の刃がラインアップされており、まず1種類目のBA-24はプラスチック用の刃で最大直径3mmのものまでカットする事が出来る様になっています。
そしてもう1種類の刃であるBA-32は、ワイヤーカット用の刃でヨリ線であればAWG24、単線であればAWG22サイズの線をカットする事ができる他、DIP部品の足などもカットする事が出来ますので、基板にパーツをハンダ付けすると言った作業に非常に適した刃になり、模型用の替え刃式のニッパーと言うのは随分前から製品がありましたが、電子工作用の替え刃式のニッパーと言うのはなく、毎日何百本と足をカットするため、直ぐに刃が切れなくなっていたと言う様な方にとってはまさに朗報と言うべきニッパーです。


プロテクトケース


そしてこのニッパーにはプロテクトケースと言って、ニッパーをそのまま腰袋の中に突っ込んで刃こぼれさせてしまったり、逆に 腰袋に手を入れた時にニッパーの刃で指を怪我しない様に刃を覆ってしまうカバーなどが付属するバリエーションも用意されていますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。

https://www.kickstarter.com/projects/polarlab/slice-the-worlds-first-nipper-with-replaceable-blades

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