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世界初!!一般オフィスでも使用可能なウォーターカッター「WAZER」

広告や展示会等でカットモデルと言うものを見た事があるでしょうか?カットモデルとは文字通り、何かと切断したもので、例えば自動車を真っ二つにしたものや自動車のエンジンの内部を見せる為に一部を切り取ったもの等色々とありますが、それらを見ると部品の配置や位置はそのままなのに部品を傷つけるワケでもなく潰すワケでもなく綺麗に切断面がカットされていますよね。
これらカットモデルは金属カッターやレーザー加工機の様なものでカットしているのではなくウォータージェットカッター(ウォーターカッター)と言う切断加工機で切断されています。
このウォーターカッターは文字通り水でモノを切る事ができるのですが、普通にホースから水を出す様な勢いではモノを切る事はできませんからそこは高圧洗浄機の何百倍もの圧力を加えて水圧が何百キロ、何トンと言う圧力で直径1mmと言った様な極細の水を噴射する事でモノを綺麗にカットして行けるのですが、この「WAZER」はそんな世界初のホビーユースなウォーターカッターなのです。


そしてウォーターカッターの利点は何と言っても硬さの違うものが組み合わされたものでも綺麗にカットできると言う事と、直径の細い水流を当てて切っているのでレーザーの様な複雑な形状をカットする事もできると言う事です。

例えばレーザーや金属カッターのようなものは硬さの違うものを一緒に切ろうとすると硬いモノに合わせてレーザーの出力や金属の刃を選びますから、柔らかいものは潰れたり切断面がグチャグチャになったりしてしまうのですが、ウォーターカッターはそう言う事はありません。

そしてレーザーの材料に熱を加えませんから材料が冷える時に変形すると言う事がありませんし、熱を加える事によって燃えて変な臭いがすると言う事もありませんから非常にクリーンです。

そして必要なのは水道水と硬い物、厚みのあるものを切る時に必要な研磨剤(アブレシブと言って細かな砂やガラスビースの様なもの)だけです。ですから切断にかかるランニングコストが非常に安く抑えられると言うのも特徴の1つです。

そして「WAZER」の切断能力ですが、最大切断面積は305×460mmでXY解像度は0.08mmとかなり緻密なものもカットする事ができ、カット幅は1/16インチ(約1.5mm)で、切断できる材料の厚みは最大で25mmとかなり分厚いものまでカットする事ができます。ただ硬いものは25mmもの厚さの材料をカットする事ができませんが、金属ではチタン合金 で3/16インチ(約4.7mm)程度の厚みのものまではカット可能ですし、石材はタイルの様なものでも3/8インチ(約9.5mm)とかなり厚いものまでカットできますので、家庭でのDIYのみならず仕事でも十分に通用する能力を持っています。

次に「WAZER」を動かすソフトですが、カットングソフトはオリジナルのソフトですが、作図は日頃から使用しているSolidworksやAdobe Illustratorと言ったドロー系のソフトが使用でき、その他ドロー系ソフトでもSXFやSVGファイルが出力する事ができればどの様なソフトでも使用可能です。

今までレーザーカッターはホビーユースで使用できるものもありましたが、ホビーユースのもので金属をカットできる様な高出力レーザーを搭載したものはありませんでしたが、このウォーターカッター「WAZER」があれば多少複雑な形状のロボットフレームでもアルミだけではなくカーボンファイバーやステンレスと言った板を使ってもカットする事ができます。

なお詳細なスペックについては下記URLをご覧ください

https://www.kickstarter.com/projects/1294137530/the-first-desktop-waterjet-cutter

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