コーヒーもそうですが、緑茶でも紅茶でも同じ豆や茶葉を使って淹れてたとしてもお湯の温度であったり抽出時間が違ったりすると全く違った味になります。その良い例が急須で淹れる緑茶や紅茶パックで淹れる紅茶でしょう。緑茶であれば急須に茶葉を入れ、そしてお湯を注いですぐに湯呑みに注ぐと薄すぎて色は出ていてもお茶の味なんてほとんどしませんし、逆にじっくりと時間を置いて急須に注ぐと今度は濃すぎて苦かったりしますし、紅茶でも時間によってやはり同じ事が言えます。
それと同じでコーヒーもコーヒードリッパーと呼ばれるコーヒーを抽出する為の器具を変えるだけでこうも味や香りに影響するのか?と言うくらい劇的に味や香りが変化をします。ですがそれを楽しむ為に複数のコーヒードリッパーを揃えておくのも収納スペースの問題で現実的ではありません。
ですがこの「December Dripper」ならこれ1つで無限の淹れ方を試す事ができます。
その無限の淹れ方ができる秘密がこの「December Dripper」の底にあります。コーヒードリッパーにも色々と方式があって皆さんがよく目にするのがメリタ式とカリタ式と呼ばれるコーヒードリッパーで、メリタ式は底に空いた穴が1つなのに対してカリタ式は複数の穴が空いており、穴が大きいほど、そして穴の数が多いほど早くコーヒーがドリップされますから薄くなると言うのは誰しもわかる事で、薄いアッサリとしたコーヒーを飲みたければカリタ式のコーヒードリッパーを使い、濃いエスプレッソとまでは行かないにしても濃いコーヒーが飲みたければメリタ式を使うと思い描いた味のコーヒーを楽しむ事ができると言う訳なのですが、「December Dripper」には合計12個の小さな穴が空いており、底にある回転板を回す事で空いている穴に蓋をして空いている穴の数や穴の大きさを変える事ができ、しいてはドリップ時間を自在に調整する事ができるのです。
しかも穴はステージ0〜4までのレベルで呼ばれており、ステージ0では完全に穴は塞がってコーヒーが抽出される事はありません。ですが、完全に塞ぐ事で蒸らす時間を変える事ができるのです(実は蒸らす事で焙煎時に粉に含まれた二酸化炭素を追い出して、抽出効率を上げる為に蒸らしているのです。ですから最初にお湯を注ぐとたくさんの泡が出て来ますが、この泡って言うのは二酸化炭素をたくさん含んだ泡で、二酸化炭素を出していたのです)。この豆をお湯で蒸らすと言う行為も味もそうですが香りにも影響しますので侮れません。そしてステージ1で各エリア1個(合計4個)ずつ穴から先が見える様にする事でゆっくりと抽出する事ができるので、濃いコーヒーをドリップする事ができますしステージ2では2個(合計8個)の穴が空きますのでステージ1よりも早く抽出できますのでステージ1よりはコーヒーの味は薄くなり、ステージ3では全部の穴が開きますので更に抽出されるコーヒーの味の薄くなりますので、好みに合わせて濃さを変えられると言う訳です。
なおペーパーフィルターに関しては市販のカリタ式ペーパーフィルターが使用できますし、本体はステンレス製ですので食洗機での洗浄にも対応しておりますので詳細については下記URLをご覧ください
https://www.kickstarter.com/projects/nickcho/the-december-coffee-dripper-designed-by-coffee-exp
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