3Dプリンターと言えばどう言うものなのか、もう殆どの方がご存知だと思いますが、その普及機であるFDM(Fused Deposition Modeling/熱溶解積層)方式やSLA(Stereolithography/光造形)方式の3Dプリンターって実はその最大の生産国は中国ってご存知でしたか?そして今話題のドローンを開発している有名なメーカーの”DJI”も中国のメーカーですし、今や中国のHuaweiやシャオミ、ZTEと言ったメーカーが全世界のスマートフォンの1/3を出荷しているなど中国の技術は侮れませんし、3Dプリンターの機能向上や低価格化は実は特許の使用期限が切れたのもありますが、中国での技術革新もあります。
そしてそんなSLAプリンターも遂にFDM方式に追随して2万円を切るものが登場して来ました!!
さてこのLCD-SLA方式3Dプリンター「SparkMaker」の基本スペックですが、最大造形サイズが横102mm×縦56mm×高さ125mmで、解像度がXY方向が100μmでZ軸方向が20μmとZ軸方向の積層ピッチは細かいので層の段差がそう目立たない滑らかな表面をしたものを造形する事ができますが、ちょっと造形サイズが小さいのとXY軸方向の解像度が荒いので
ちょっとしたミニチュア・フィギュアを作ったり部品サンプルを作ったりするのにはベストですし、ハードタイプのレジンを使ってルアーを作ったりする方もいます。
そしてLCD-SLA方式の安さの秘密は樹脂に紫外線を当てるギミックに秘密があります。LCD方式が出て来る前はレーザーを底から当てたりプロジェクター方式と言って底からレンズを通して造形データスライスした映像をレンズを通して当てていたのですが、LCDと言って私たちが普段から使っているゲーム機やスマートフォンのモニターに使っている液晶パネルを使い、液晶パネルにスライスした造形データを表示し液晶パネルの裏側から紫外線LEDを当てて液晶パネルを透過した紫外線がレジンに当立って硬化する方式を開発したあたりから、液晶パネルの価格分だけどんどん価格が下がり、液晶パネルの解像度でXY方向の解像度も左右されますが、遂にこの「SparkMaker」は2万円を切ったと言うわけです。
ですから4Kパネルを使用したLCD-SLA方式の3Dプリンターもありますが、4Kパネルはまだまだ高いのでそれに比例も価格も高くなりますが解像度は高くなります。
更にこの「SparkMaker」の価格に秘密は徹底した機能の絞り込みも1つの要因です。この「SparkMaker」には外部とのインタフェースはmicroSDカードスロットが1つあるのみです。つまりこの「SparkMaker」で造形をする場合はmicroSDカードにSTL形式等の造形ファイルをコピーしてmicroSDカードスロットに差し込むしかなく、USBでPCで接続できたりWiFiでタブレットと接続して造形するなんて事はできず、しかも動作状態を表示するモニターすらなく、動作状態はたった1つあるLED内蔵のボタンのLEDの色や点灯の仕方で判断するしかありませんが、そう言う徹底的な機能の絞り込みによって安く買えるのです。
そして使用できるレジンですが、これは専用の500gで$39のレジン(標準的なABS樹脂のレジンからグミの様に柔らかいレジン、叩いても壊れないハードなレジンまで5種類)が用意されていますが、普通に市販のレジンも使用できる様になっています。
ハードにかなり制約があり初心者の人にとってはちょっと使い辛い3Dプリンターですが、それでも頑張って使い方に慣れてみる!!と言う方にとってはとても魅力的な価格のSLA方式の3Dプリンターですので、興味のある方は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/249504031/sparkmaker-the-most-affordable-desktop-sla-3d-prin
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