”しゃっくり”ってすぐに止まる時もあれば、何をやっても止まらない時もあります。
”しゃっくり”と言うのは横隔膜と言う筋肉の痙攣によって引き起こされ、医学的には「吃逆反射(きつぎゃくはんしゃ)」と呼ばれています。
これは貧乏揺すりを引き起こす筋肉の伸張反射同様に人間に備わった原始反射の1つで、横隔膜の痙攣と同時に声門の閉鎖を伴うと言う研究報告もあります。
そしてしゃっくりを止めるには、様々な方法があり、昔からあるのが”驚かせる”、”水を飲む”、”息を止める”と言ったあたりでしょうか?
そして水を飲むと言ってもまた様々な飲み方があり、鼻をつまんで飲むだとか、限界まで息を止めてから飲む、口に水を含んだ状態で上を向きながら飲むなんて方法があるかと思えば息を止めるのも、深呼吸した後に止めるだとか、しゃがみ込んで丸まった状態で止めると言った様な様々な方法があります。
でもこれら方法を全て試してもなかなか止まらない、前はこの方法で止まったけど、今回は全く止まらないと言う事は多々あり、決定的な確実にしゃっくりが止まる方法と言うのはありません。
そこで今回は、その止める方法がなかなかないしゃっくりを、水を飲むだけで止めてしまうとても不思議なストロー「HiccAway」をご紹介致します。
解決策は横隔神経と迷走神経への同時刺激
では一体、しゃっくりを止める最善の方法は何かと言いますと、横隔膜を支配している横隔神経と喉頭蓋(気道の入口を塞いで嚥下物が肺へ入るのを防ぐ蓋の役割をする筋肉)を支配している上喉頭神経の大元である迷走神経を刺激する事がベストだと言う事がわかっています。
そしてこの2つの神経に刺激を入れる事で神経反射が起こり脳がリセットされ、閉塞していた喉頭蓋が広がり、横隔膜も正常に動いて普通に呼吸を行う事ができる様になります。
ではこの横隔膜神経と迷走神経に同時に刺激を入れるには?どうすれば良いのかと言いますと、意識的に口や喉の周りの筋肉を使いながら呼吸を意識的に行う事なのです。
超吸い辛いストロー
それではこの「HiccAway」は横隔膜神経と迷走神経を刺激する為にどの様な構造になっているかと言いますと、一見見た目は吸口が笛の様になった先折れスプーンの様に見えるのですが、コップの中に入る方の先端はキャップで閉じられてサイドに小さな穴が開いています。
ですからコップに水を入れて「HiccAway」をコップに差し込み、水を吸っても水を吸入する口が針の先(よりもちょっと太い程度)ほどの穴しか開いていませんのでなかなか水が入って来ない構造になっているのです。
ですから普通のストローに様に吸ってもなかなか水は口の中へ入って来ませんので、思いっきり吸う事になります。
つまり思いっきり吸い続ける事で横隔膜を意識的に下げて空気を吸い込むと言う動作をする事で横隔膜神経に刺激を与え、それと同時にストローの中をより真空にして水が上がって来やすくする為に口をギュッとつむんでストローの口を咥える事で迷走神経に刺激を与える事ができますので、この吸い辛いストローでしゃっくりを止める事ができるのです。
そしてこの「HiccAway」は穴の開いた先端のキャップを変える事で小さいお子さんからお年寄りまで幅広い年齢層の方にお使い頂ける様になっていますので、もし興味を持たれて詳細をご覧になりたい方は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/hiccaway/hiccaway-proven-to-stop-the-hiccups
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