みなさんは留守番中のペットが一体自宅で何をしているのか見てみたいと思った事はありませんか?
最近ではWiFiで簡単に接続でき、外出先からでも自宅の様子をリアルタイムで見る事ができるIPカメラも安価に手に入る様になった他、ペットを観察する為の専用のカメラなどもあり外出先からいつでも自宅に残して来たペットをいつでも見る事ができるですが、カメラに足は生えていませんので部屋を自由に行き来出来る様にしていると、カメラのない部屋では何をやっているか分からないと言うデメリットがあります。
一方全ての部屋にカメラを置いたとしても廊下や階段、ベッドやソファーの下と言ったカメラの死角になる様な所で何かしていても、それも見る事ができません。
そこで今回は自走して家中を見回るロボットカメラ「Scout」をご紹介致します。
メカナムホイールで障害物も楽々回避
まずこの走り回るロボットカメラ「Scout」にはメカナムホイールが採用されています。
このメカナムホイールと言うのはタイヤの側面に対して45°傾いた樽型のローラーで覆われた車輪の事です。
このメカナムホイールと似た構造をしているオムニホイールは、3つのホールを三角形状に配置したり、4つのホイールを対角線上に配置するのに対して、自動車と同じ様なタイヤ配置で4輪を1セットで使用します。
そして自動車と同じ様前進や後退ができる他、自動車の様にホールを曲げなくても4つの車輪の駆動をそれぞれ別々に制御する事で戦車の様な旋回もできますし、車両の向いている向きを変えずに左右に移動したりする事もできます。
そのため、「Scout」が通る隙間さえあれば床にモノが散らかっている様な部屋でも障害物をものともせず、障害物に進行を阻止される事なく移動する事が可能な上、SLAMセンサー(レーザーを使って「Scout」の周囲に存在するモノまでの距離を計測し、部屋のマッピングを自動的に行うセンサー)を搭載する事で完全に真っ暗な部屋であっても障害物に当たる事なく移動する事ができます。
見回りスケジューリング
また「Scout」ではSLAMセンサーによるマッピングとモノを移動させても常時SLAMセンサーによってリアルタイムに部屋のマップをアップデートさせる事で、アプリを使った見回りルートの設定、そして見回る時間を設定する事で、設定した見回りルートに沿って設定した時間に見回る機能を備えています。
そしてその映像は解像度1080Pのナイトビジョンも搭載したカメラで撮影し、「Scout」内のメモリーに記録されますので、後から「Scout」が撮影した映像をリモートで確認する事もできますし、リアルタイムに「Scout」を操作して自宅内を移動させてマニュアルで見回りする事もできます。
プログラミング走行も可能
そして「Scout」にはスクラッチライクなタイルプログラミング機能も備えており、プログラミング機能を使って子どもさんにプログラミングの学習を行わせることができます。
またSLAMセンサーを搭載していますので、障害物を避けて走行する様なプログラミングも、実際に「Scout」を走らせながら学ぶ事ができますし、自働マッピング機能を使った自動制御の様なものもこの「Scout」を通して学ぶ事ができますので、将来的にはこれがキッカケで自動車のレベル5制御のプログラムを作るエンジニアになれるかもしれませんので、もし興味を持たれた方は下記URLにて詳細はご覧ください。
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