みなさんは美味しいコーヒーを淹れる為の黄金比的な基準、”ゴールデンカップ基準(スタンダード)”と言うものがあるのをご存じですか?
実は1965年、つまり今から55年も前に美味しいコーヒーの淹れ方はこうだよ、と言う基準が実は作られているのです。
ただ人によっては薄いコーヒーが良い人もいれば濃いコーヒーが良い人もいますし、酸味のきいたコーヒーが好きな人もいれば苦味の強いコーヒーを好まれる方もおられますが、このゴールデンカップスタンダードと言うのは所謂、万人受けする100人の人が飲めば大多数の人は美味しいと感じる基準です。
そこで今回はただお湯を注ぐだけで誰でもゴールデンカップ基準に適合する美味しいコーヒーを淹れる事ができるコーヒードリッパー「Bloom Pour Over Coffee Brewer」をご紹介致します。
ゴールデンカップ基準って!?
コールデンカップ基準を判定する基準は抽出度合(TDS濃度:コーヒーの濃度)を基準としており、これを計測する為のTDS濃度計とと言う計測機が実際にあり、このTDS濃度が1.25~1.45がゴールデンカップと言われており、1Lのお湯に対して55〜60gのコーヒーの粉を使って適切な方法で淹れるとこのTDS濃度になるとの事です。
なおコーヒーにお湯を注いで抽出する際に、お湯を注ぐと最初は酸味成分が抽出され、その後に苦味成分が出て来ますので、TDS濃度が低いと言う事は酸味の強いコーヒー、高いと言う事は苦味の強いコーヒーとなり、お湯の注ぎ方次第でTDS濃度は変化しますので、素人がゴールデンカップ基準を満たす様なコーヒーを抽出すると言うのは結構大変です。
均一化はドリッパーの形状
通常ペーパードリップのコーヒードリッパーと言えば、円錐形に似た形状をしており、ドリッパーからコーヒーがドリップされて来る穴は小さく、ほんの数穴しか設けられていませんが、この穴の大きさと数でドリップに要する時間を調整をしています。
ただ穴が少ないと言う事は一気にたくさんお湯を注ぐとお湯の圧力で早く抽出されますのでTDS濃度は低くなり、ゆっくりと注ぐとお湯と浸透してドリッパーに抽出口にたどり着くまでに時間がかかる為にコーヒー粉との接触時間が長くなり、TDS濃度が上がります。
と言う様に従来のドリッパーはいかに毎回同じ量のお湯を注ぐ事ができるのかが、ゴールデンカップ基準を満たす基準になるのです。
一方この差をこのコーヒードリッパー「Bloom Pour Over Coffee Brewer」はどう埋めたのかと言いますと、円錐形なのですが頭の抽出口の面積を広くし、穴の数を増やして、お湯を注げば定量で一定スピードでコーヒーをドリップできる様にしたので、これで誰でもお湯を注ぐだけでゴールデンカップ基準を満たすコーヒーを淹れる事ができるだけでなく、従来のコーヒードリッパーの半分の時間で抽出する事ができます。
楕円形のフィルターはNG
ただドリッパーが特殊な形状をしていますので、ペーパーフィルターが専用のものとなっている事に注意が必要です。
ゴールデンカップ基準を満たすにはコーヒードリッパーとペーパーフィルターの両方が重要でこの両者があって美味しいコーヒーを飲む事ができます。
なお発送先はアメリカ限定となっている点にも注意で、日本から投資して成功報酬として製品を受け取るには輸入代行業者等を使わないといけませんので合わせてご注意ください。
また詳細につきましては下記URLをご参照ください。
https://www.kickstarter.com/projects/bruceconstantine/espro-bloom-pour-over-coffee-brewer
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