鉄製の鍋やフライパンと言うと重くて手入れが大変で、なおかつ油が馴染むまでは焦げ付くから使い始めから暫くは洗うのも大変と言うイメージがありますが、最近では鋳鉄の技術も上がり薄くて軽いフライパンも出て来ていますし、取っ手も後から取り付けたりするものも増えていて使っている間にタオルを巻いていたのに持ち手が熱くなって来てヤケドをすると言う事もありません。
また南部鉄器の様な従来の製法で作られている鉄製品は水洗いすると錆びるので、洗った後は食用油を塗って防錆び処理などを施さなければいけませんが、材料の割合等を変えたりする事で水洗いしても錆びない鋳鉄製フライパンもあり、ハードルは下がっていると言えます。
そこで今回は最新の焦げ付かない鋳鉄製フライパン「The Buccaneer Skillet」をご紹介致します。
食材がひっつかないハニカムエンボス加工
よく焼き物、炒め物をした時に食材がフライパンにひっついて焦げてしまうだけでなくこびり付いて洗うのが大変と言う事がありますが、これは食材から染み出した水分が、フライパン上に無数に空いた目に見えない小さな穴に入り込み、水分が蒸発して食材と一緒に焦げ付く事で吸着する事が原因です。
その為私達は事前に油をひく事でその目に見えない穴の中に油を染み込ませる事で食材から出た水分が穴の中に入り込み焦げ付く事を防止する訳なのですが、鋳鉄製のフライパンや調理器具は溶けた鉄を型に流し込んで作りますので冷えて固まる際にどうしても表面にそう言った穴が出来るのが普通で、その後研磨をしたとしてもその穴を埋める事はできません。
ですからテフロン加工の様な、穴を塞ぐ加工を施す事で焦げ付かないフライパン等が出来るのですが、使っている間にコーティーングは必ず剥がれて行きますので、意味がないとは言いませんが、効果の持続性は限定的です。
一方この「The Buccaneer Skillet」では規則正しくドット状の点を放射状に定間隔で配置する事で食材が浮く様にするだけでなく、凹凸をわざと作る事で実際の所目に見えない穴に水分が入って焦げても面で食材がフライパンに吸着する事がないので結果的にひっつかない焦げ付かないフライパンとなっています。
素手で持っても熱くない取っ手
そしてこの「The Buccaneer Skillet」は取っ手の加熱問題に関しても鉄ではなく、一体成型するのではなく、ステンレス製の持ち手をリベットで後付する事で解決しています。
この「The Buccaneer Skillet」は同サイズのフライパンと比較すると薄く作られており24cmと28cmの2サイズがラインナップされているのですが、小さい24cmの方で重さは1.25kgと重さも半分程度しかありません。
その為に熱の伝わりも早く食材を炒める時間も短くて済むため、太いステンレス製の持ち手にも太さもあり、持てない所まで温度上昇する事がない様に考えられています。
ただフライパンのままオーブン調理したり、揚げ物をする様な場合は取っても十分加熱され火傷をしますので、そう言う場合はタオルで持ち手を包むなどの工夫が必要です。
食洗機洗いok
またこの「The Buccaneer Skillet」は使用後の手入れも非常に簡単です。
普通の鉄製のフライパンですとさっと水洗いした後に油を塗っておかなければいけませんが、この「The Buccaneer Skillet」は食洗機で洗え、乾燥までしっかりとしておけば錆びない所がまた嬉しい所で、油を引いておく必要もありませんし、他の普通のアルミやステンレス製のフライパンと同じ様に扱え初心者でも錆び付かせてダメにすると言う様な事はありませんので、もし興味を持たれた方は下記URLにて詳細はご覧ください。
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