最近のMacBookやiMacはUSB-Cコネクタしか搭載していません。その為にカメラから抜いたSDカードやmicroSDカード内の画像や動画をパソコンに移動したり、USB接続しか出来ないプリンターでプリントを行ったり、モニターを増やしたりしようと思えばUSB-Cマルチハブと言う、複数のインタフェースを搭載したUSBハブを使うのがMacへの接続も1本のUSB-Cケーブルで済みますので便利です。
そんなUSB-Cマルチハブに最近増えて来たのが、SSDを搭載したもので、SSDがUSB-Cマルチハブの中に入っていればそれ1つ持ち歩けばデータのバックアップから、PC本体のSSDを圧迫する様な容量の大きなたくさんの動画ファイルまで持ち歩く事ができたりと便利です。
そんなSSDを搭載したUSB-Cマルチハブにあって、メディアの交換が工具なしで非常に楽に行える「ACASIS」をご紹介致します。
お財布事情に優しい2種類のM.2 SSDが利用可能
さて、この「ACASIS」ではみなさんがご存じの様な2.5インチや3.5インチのHDDではなく、直接マザーボードのスロットに差し込むM.2 SSDを内蔵する事ができます。
一般的にこの「ACASIS」の用にM.2 SSDを内蔵できるUSB-Cマルチハブの場合、書き込みと読み込みの転送スピードを重視してNVMe接続タイプのM.2 SSDが内蔵できる様になっています。
このNVMe(Key M)タイプのメリットは理論上は最大40Gbps(4,000MB/s)までのデータ転送速度まで対応する事ができますので、Thunderbolt 3 or Thunderbolt 4のインタフェースを搭載したパソコンであれば、内蔵のSSDとほぼ同じスピードでUSB-Cマルチハブに搭載されたM.2 SSDにも読み書きできると言う事になります。
但し転送スピードが早い分、発熱が大きいので何かしらの冷却対策が必要な上に容量単価が高いと言うのがデメリットで、この「ACASIS」でオプションで追加できるSSDは1TBで$129、2TBで$259、8TBで$1199と大容量なものほど非常に高価です。
一方mSATA(B&M Key)の場合は価格は安いのですが、転送速度の上限が6Gbps(600MB/s)とNMVeの1/6と非常に遅いのがボトルネックな上にノートPCの内蔵SSDとして利用される事が多いのですが、今やMVMeの方が安いと言う逆転現象が起きていますので、ほぼこちらを選ぶと言う選択肢はないのですが、この「ACASIS」では古いPCから抜いたmSATAのSSDを再利用する事ができると言うメリットがあります。
工具なしで交換可能
そしてこの「ACASIS」の魅力的な所は工具なしでM.2 SSDが交換できる事です。
M.2 SSDはスロットに差し込んだ後にネジで固定するのですが、そのネジもこの「ACASIS」では樹脂製のピンを使っており、指で摘まんで抜き差しする事ができますので、用途や目的に合わせてM.2 SSDを入れ替えて使えますので、入替型のM.2 SSD用のケースを使っており、目的に合わせて生のM.2 SSDをケースに入れ替えて使っておられると言う方には便利です。
またM.2SSDのサイズはType2230からType2242, Type2260, Type2280までの4サイズのものをインストールする事ができる上にオールアルミ筐体でケースがヒートシンクの役割を担っており放熱対策もバッチリなので、発熱によって転送スピードが落ちるのを防いでいます。
インタフェース
ではUSB-Cマルチハブとしての機能はと言いますと、まずUSB-C PD100Wに対応しており、最大100WでのPCへの給電が可能です。
またギガビット対応のRJ-45(Eathernet)ポートに4K or 2K@60Hz出力が可能なHDMIポートをそれぞれ1ポート備えており、SDとmicroSDカードスロットは抜き差しのし易い上面スロットとなっており、最大5Gbpsでの転送が可能です。
またUSBポートですが、10Gbps通信可能はUSB-CとUSB-Aポートをそれぞれ1ポート備えている他、5Gbps通信のUSB3.0ポートも1ポート備えている事から、このあたりはオーソドックスな無難な選択をしていると言えます。
また3.5mmイヤホンジャックを備えており、外付けのスピーカーを使われる様な方はこの「ACASIS」に接続しておくと便利ですので、詳細なスペックは下記URLをご覧ください。
この記事へのコメントはありません。