Car DIY

10系アルファードのパワースライド・ドアが運転席のスイッチやポチガーが開閉できなくなったので….

小生が10系アルファードに乗って17年超、走行距離も20万キロ目前ともなると不具合が出て来ない方がおかしい状況下、3ヶ月ほど前からパワースライドドアが運転席のスイッチや、ポチガー(遅延リレーを使いドアに取り付けたスイッチで開閉する装置のこと)で開閉できなくなっており、ついつい習慣化した家族はスイッチを押しても開閉しない事をついつい忘れてポチッとスイッチを押してはドアが開くのを待っている状況….

ようやく猛暑と長雨に祟られた夏も過ぎたので原因を探ろうとパワースライドドアの内張を外し、スイッチを押してドア内の機器類の動きを見ていると、どうやらドアロックリリースユニットから伸びるワイヤーがピクリとも動いていない事を発見!!

廃車から外したユニットをオークションで物色していたところ、モーターの交換だけで復活する記事を発見し早速モーターを発注して交換して無事に元通りになりましたので、その作業内容を記しておきます。

ちなみにモーターはAmazonで注文

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スライドドア・内張の取り外し(助手席側の例(運転席側も同じです))
・パワーウインドのスイッチの取り外し

テープ等で保護して車両後部より内張剥がしやマイナスドライバーにテープを巻いてスイッチ浮かしながら取り外す。
そしてコネクターを取り外しておく。

(注)作業終了後、スイッチを付けた時は必ず初期化を行ってください

・ドアロックをロック位置へ

スライドドアを半開きにした状態で、ドアロックをロック位置にしておく(赤い印が見えない位置)

そしてこれから内張を剥がすのだが、剥がす途中で内張がボディーに当たったり、こすれたりするのでできれば新聞紙等を使ってボディーにキズが付かないように養生しておくと良い

・ネジの取り外し

内張はトルクスネジ1本とプラピンで車両に固定されているので、まず最初にトルクスネジ(T-25)を取り外す

・内張の剥がし(画像は助手席の内張です)

ネジを外したら赤丸の位置にプラピン(品番:90467-09203)があるので、それを念頭に入れつつ、力一杯引きはがす。

青い矢印が車両前方です。


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まず、スカッフプレートを外します。軍手をはめて、スカッフプレートの隙間に手を入れて上に引き上げれば簡単に外れます。

※ドアの内張はドアをオープンにした状態では後ろの方が車体に当たって外れませんので、ほぼ締め切った状態に近い状態で外さなくてはいけませんのでスカッフプレートを外した方がドアの内張は剥がしやすいです。

さて、外して行く順番です。

まず最初にサイド部分の勘合を外します。ちょうどインサイドハンドルのある側です。
隙間に指を入れて、上から下へスライドさせて行けば簡単に外れます。

この時はドアは全開よりも少し閉めた状態の方がやりやすいでしょう。

なお、2ndシートは一番後ろまで下げておいた方がやりやすいです。


次に、上部の勘合を外します。
スライドドアを数5cm程度、開いた状態(タオルなんかを挟んだ状態でドアを締めるといいのですが、イージークローザーが働く状態まで閉まらない様に厚手のタオルとか分厚くボディが傷つかないものを挟んで下さいね。)さて、勘合ですが、ウインドガラス(全閉した状態)とトリムボードの間に指を入れて、手前に引いて外しますが、水平に引いて下さい。決して、下方向の力は加えない様にして下さい。
左の画像はウインドガーニッシュとの勘合部分です。フックになっているのでかなり固いですので、くれぐれもフックを折ったりしないように慎重に外して下さい。その後、車両後側サイドの勘合を外します。
ここが隙間が狭いので一番大変です。指を入れて上から下への滑らせて外して下さい。

S系車両はクオーターパネルマッドガードがついておりますので、隙間がかなり狭いです。トリムが当たらない様に更に気を付けて下さい

ここまで順調に外せれば後一息です。(車両後部のサイド部分の勘合がどうしても外せなかった場合でもここで一気に引けば外れる事もあります)ドアポケットに手を掛け(左右できるだけ離して、トリム全体に力が加わるような感じで。矢印のあたり)、腰に力を入れて力一杯引けばトリムが外れます。

なお、この作業の前にタオルは取っておいた方が無難です。ドアgが動いてタオルが落ちたりしてイージークローザーが働き、タオルを挟んだままモーターに過負荷がかかっては大変ですから。

ドアロックリリースモータの交換
今回ターゲットにするドアロックリリースユニットはスライドドアコントローラの上に取り付けてあり、ブレーキワイヤーの様なものがユニットから伸びているのですぐに見つけられます。
まず最初にユニットを取り外すのですが、ブラケットはM10のボルト3本で固定されているのでプラスドライバーよりはM10のソケットレンチ等で外す方がネジをなめなくて済みます。
ユニットをドアに固定している3本のボルトを外した後裏返しにしてまずはワイヤーを外します。
ワイヤーはまず赤色のパーツを外した後に先端にアルミ製のL型の金具を樹脂製のロックパーツから外して引き抜けば簡単に外れます。

この時、ブラケットに固定されたコネクタに差さっているケーブルも外しておきます。

次にブラケットに固定された樹脂ケース(ドアロックリリースユニット)を外すのですが、ケースを固定している3本のクロムネジはさすがに経年劣化で劣化しており一度、頭をなめるとそのままネジ穴がなくなってしまいますので、インパクトドライバーを使い、ドライバーをネジに押しつけながら外すのがコツです。

ただもし万が一、ネジの頭をなめてしまった場合はネジザウルスの出番です。
小生も1本だけ頭をなめてしまうネジザウルスで外しまし^^;;

次にケースを固定している5本のプラスネジを外しますが、このネジは簡単に外れ、頭をなめたりする事もないので安心して外してokです。
ケースの蓋を外した上体です。
上部左側に見えるモーターをマイナスドライバーで起こしながら取り外します。
モーターを外したらウォークギアを抜いて(固定はされていないので軽く抜けます)、新しいモーターにシャフトの切り欠きとウォームギアの切り欠きの部分をあわせて差し込んで、ユニットに差し戻せば完成です。
この時、モーターに貼り付けてあったウレタンシートの様なもの(振動吸収用!?)も貼り直しておくとベターです。

これで一連の作業は終わりで、このあと逆順所で組み付けて行く、内張を戻す前にドアの開閉を確認してから内張は戻しましょう。
またドアの開閉を確認する際、内張を剥がす際にドアロックはロック側になっているので、アンロック側にスライドさせてから試さないと、どうして開かないの!!と言う事になるので注意が必要です。

でも1000円ちょっとの出費だけでパワースライドドアが元通りになったのは良かったです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

adada

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