カミソリの替え刃って何故あんなに高いのでしょうね?
確かに複数刃のT字型カミソリは刃の数が多いので高くなるのは分かりますが、それでも刃の薄い複数刃のカミソリは刃こぼれもしやすく、髭の強さ、太さにもよりますが、新品の刃も1週間もすれば交換仕立ての頃の切れ味はなくなり、そして毎日ヒゲ剃りをされるのであれば3〜4週目にもなると刃こぼれした刃の部分で肌を引っ掻いて皮膚を切ったり、カミソリ負けした時の様に肌が赤くなったりします。
そこで最近注目されているのは昔ながらの1枚刃のヒゲ剃りです。
1枚刃は片刃と両刃があるのですが、複数刃のカミソリとは違い交換するのは刃だけですので、非常に安くまた、刃の厚みも厚いため刃こぼれし辛いと言う面もあり最近、復活の兆しを見せているのですが、複数刃のカミソリと比べて肌を切りやすいと言うデメリットを持っているだけでなく、剃り残しが出る問題もあります。
そんな1枚刃の持つデメリットを追求し無くしたT字型カミソリ「The Single Edge」を今回はご紹介致します。
寝かせて剃る NickStop
今回紹介するT字型ヒゲ剃りの1番の特徴は、ヒゲ剃りの進行方向に向けて髭を寝かせる溝のついたパーツがついている所です。
髭を寝かせる事で、生え際が露わになるだけでなく、髭を寝かせる事でほんの少し髭が生え際がから引っ張り出される事でほぼ皮膚とツライチで髭を剃る事ができ、それによって肌はスベスベ状態に出来ます。
一方複数刃はと言いますと、軽く皮膚に当てて皮膚の上を滑らすと浮いている分だけ剃り残しの様な感じで皮膚から髭がほんの少し飛び出てジョリジョリと言った感触を得たり、マスクをした時に髭でマスクが毛羽立ったり引っ掛かったりします。
では逆に皮膚に刃を押しつけてヒゲ剃りを行うと、複数刃のヒゲ剃りは複数の刃で少しずつ髭を剃って行って整えるのですが、皮膚にヒゲ剃りを押しつけて移動させる事で髭は毛穴から露出して剃りやすくはなりますが、逆に切った後の髭が皮膚の中に埋没してしまい、皮膚の中で髭が伸びて炎症を起こしたりと言った現象が起きる場合もあります
剃り味を6段階に調整
またこの「The Single Edge」は刃を固定しているホルダー部分の調整ダイヤルを回す事でフィン(髭を寝かせる構造を持った溝のついたパーツ)との距離を6段階に調整できる様になっています。
つまりフィンと刃をツライチの状態にすれば生え際から髭をカットしてくれますので仕上がりも綺麗ですが、それだと足や腕の毛を剃る場合には刃が皮膚を直接傷つけてしまう場合がありますが、刃を逆に引き込めむ事で刃先と皮膚との距離を取り、皮膚を傷つけてしまう事を防ぐ事ができます。
ただこの刃の出方を調整する機能を持っているのはPro版でSE版で剃れるのは顔や首の髭のみで、腕や足や脇、YラインやIラインを綺麗にしたいと言う場合はPro版を選択する必要があります。
インジェクター式の刃はmade in 関
インジェクター式と言うのは替え刃式のヒゲ剃りを販売しているSchickのものですが、この「The Single Edge」もインジェクター式の替え刃カートリッジを仕様しており、ツーアクション(刃をホルダーからスライドしてセットした後、ヒゲ剃りに差し込み古い刃を押し出して新しい刃を装着する)で刃が変えられるほか、刃を手で持つ事がないので、誤って手をケガする事がなく安全に刃を交換する事ができます。
また専用の替え刃は、関の刃物で有名な岐阜の関で作られていますので品質は折り紙付きで、10枚1カートリッジで$8なのでそう高くはありません。
更に下記URLで募集されている「The Single Edge」のキャンペーンはPro、SE版両方ともシェービングアクセサリーがセットになったものもラインナップされていますので、詳細につきましては下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/supply/the-single-edge-3-0
この記事へのコメントはありません。