ホビー用の穴開け工具と言えばリューターですが、リューターの欠点は重い事と電源ケーブルがあるので手持ちで使う場合、取り回しがし辛い事と、ケーブルが邪魔で細かな細工をリューターでし辛い、スイッチを入れドリルビットが回転した状態で素材に穴を開けるので、ほんの少し手が振れると違った場所に穴を開けてしまうと言った失敗をしてしまう事があったりと便利な反面使い辛さも同じくらいあります。
そしてその使い辛さを解消したのがペン型の電動ドリルで今回紹介する「SDS PRO」は直感的に操作できるのが特徴です。
ドライバーの様な操作方法
今回紹介する「SDS PRO」には既に市販している”SES PRO”と言うペン型の電動ドライバーがあり小生も使用しているのですが、一般的なペン型の電動ドライバーは右回転、左回転用のボタンが設けてあり、このボタンを押す事でドライバーを動かしてネジを締めたり緩めたりするのですが、この”SES PRO”はドライバーを回す感じで時計回りに動かす事でビットは時計回り、つまり締める方向に回り、反時計回りに回す事で緩める方向にビットを動かす事ができるのです。
そしてこのモーションコントロールのメリットはしっかりとペン型ドライバーを握りネジを差し込んで安定した状態で締める事ができる所です。
これがボタンを押して動かすタイプのペン型ドライバーですとボタンを押そうと指を動かした瞬間にペン型ドライバーにかけている力が緩んでネジが外れたりと言う事がよくあるのですが、”SES PRO”ではそれが全くなくなりました。
そして穴開けと言う微妙な作業、一度間違って開けてしまった穴は塞ぐ事はできませんので、しっかりとドリルを穴を開けるポイントにドリルの刃を当ててクイッっと「SDS PRO」を回して穴開けができますので失敗がありません。
ただモーションでドリルを動かすには回し方にコツが必要なので慣れが必要になって来ますが、慣れればボタンを押す手間が省けるので作業時間も短縮できます。
ドリスタンド
また今回紹介する「SDS PRO」の最大の魅力はドリルスタンドが用意されている事です。
やはり手持ちで穴を真っ直ぐに開けるにはそれなりの技術や経験、慣れが必要ですがスタンドがあれば真っ直ぐに穴開けを行う事ができますし、作業も手持ちで開けるよりも正確に早くできます。
そして何よりずっとペンを握っていなくて良く、ただ穴を開ける際にスタンドに固定されたドリルを押し下げるだけなので腕や手への負担がグッっと減り腱鞘炎の様な症状も防ぐ事ができます。
またドリルスタンドを使用する場合のその都度パワーボタンを押してドリルを回す方法の他、長押しする事でドリルを回しっぱなしにする事も可能で、スピードは3段階450rpm、500rpm、550rpmと3段階に切り替えられる他、硬いものであればアルミの板に穴を開けることができます。
付属ビットはHSSビット 10サイズ
そして付属しているビットはHSS(金属穿孔用ハイスピードスチール)ビットにチタンコーティングを施した特殊なビットで、アルミ板であれば余裕で穴開け加工が可能です。
そしてサイズは0.6, 0.8, 1.0, 1.2, 1.3, 1.5, 1.6, 1.8, 2.0, 2.2の10サイズでサイズからも分かる通りホビー用途になります。
またビットホルダーはチャック式になっていますので付属のドリルビットのシャンク径は分かりませんが、付属のビットの最大サイズが2.2mmですからシャンクは2.35mmと予想され、そのあたりの小径のドリルビットでしたら利用可能だと思われますので、そのあたりの細かな仕様等お知りになりたい方はは下記URLよりお問い合わせください。
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