自転車用のヘッドライト(前照灯)に求められるスペックは道路の先をいかに明るく照らし出すかです。
もし街灯もない真っ暗な場所を走行していていきなり障害物が現れ避けられなければ大事故に繋がりますので、停車できる距離の範囲でいかに周囲を明るく照らし出すかと言う能力が求められますし、もう1つ対向車に自分の存在をアピールする事で事故を事前に防ぐと言う機能も重要です。
一方でテールライトは自動車やバイクのテールライトと同じ様に、後ろから近づいて来る方に対して自分の存在をいかにアピールして自分の存在を認知してもらい事故を防ぐと言う能力が重要になって来ます。
そこで今回はそう言った機能を全て兼ね備えた自転車用のLEDライト「See.Sense ICON3」をご紹介致します。
被視野性のアップを主眼に置いたヘッドライトとテールライト
今回紹介する「See.Sense ICON3」にはヘッドライトとテールライトの2種類がラインアップされおり、前バージョンのICON2と大きく変わったのは上部2/3前面に渡って配置されていたCoBパネル(CoBとは基板に小さなLED光源を配置した上に蛍光塗料を塗る事で点ではなく面で光る様にしたLED照明で、砲弾型のLEDやチップLEDを配置した従来のLED照明よりも明るく省電力なのが特徴です)の中心部分をくり抜き、ドーム状のリフレクターを持つ高輝度のチップLEDを配置した事です。
COB LEDは面発光しますがその光の進行方向はCOB LEDに対して垂直しか飛びませんのでどうしても横方向から見た時に光源が何かに反射していれば認識できますが、反射しなければ光っているのか分かりません。
ですからICON2では側面からの被視野性があまり良くなかったのですが、広拡散の高輝度のチップLEDを配置する事でLEDの光がカバーを兼ねたリフレクターに反射し側面にも光を照射する様になりましたので、側面からの被視野性がとても上がっています。
また3km先からでも認識できる高輝度のCREE LEDと集光レンズはそのまま残されており、かなり遠くからでも認識される様になっていますので安心ですし、明るさもiCON2から上がりヘッドライトは最大575ルーメン、テールライトは350ルーメンとどちらも明るくなっています。
See.Senseアプリを使ってより便利に
そしてこの自転車用LEDライトICON3にはSee.Senseと言う専用アプリが用意されており、BluetoothでICON3とスマホをペアリングしてアプリを使う事でより機能アップします。
その1つがブレーキフラッシュで、ICON3には加速度センサーが内蔵されており、急激な減速を行った時にテールライト側のICON3は点滅する事で急ブレーキをかけた事を後続車に知らせる機能をONにする事ができます。
またアプリからは明るさやフラッシュの間隔なども設定できたりもしますし、例えば走行中に自転車で転けてしまった、なんて言う時はICON3からスマホのSee.Senseアプリを通じて緊急通知する機能を持っていますし、Bluetoothの通信圏内であれば盗難を知らせてくれる機能を持っていたりもします。
節電も兼ねた「光検知モード」と「速度検知モード」
このICON3はフロント＆テールライト共に1回のフル充電で最大16時間使用できる様になっています。
その為にICON3では新たに”光検知モード”と”速度検知モード”と言う2つのモードが搭載されており、”光検知モード”は照度(明るさ)センサーによって周囲の明るさを検出する事で周囲が明るい場合は明るさを落とし、真っ暗な場合は最大輝度で点灯する機能です。
一方で”速度検知モード”は自転車のスピードに合わ、高速で走行すればするほどLEDライトの明るさを上げ低速では明るさを落とすモードで、どちらも環境に合わせて明るさを調整する事で節電を狙っているなど最新の自動車のLEDヘッドライトに搭載されている機能を持つ最新の自転車用LED照明ですので、興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
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