指先よりも小さなモノを撮影するマクロ撮影においてディテールをはっきりさせようと思うならば照明は必ず必要です。
ですがマクロ撮影用の照明って意外と少なく、小さなものを撮影しようと思えば大きな光源は被写体に影をつくりますし、逆に小さな光源があればスポットが当たっている様な写真も撮影する事ができますので、映像表現の幅が広がります。
そこで今回はフレキシブルアーム型LEDをうまくマクロ撮影に応用したマクロ撮影用LEDライト「POD MINI」をご紹介致します。
フレキシブルアーム型LEDライトのメリット
今回紹介するマクロ撮影用照明「POD MINI」はフレキシブルアーム型のLEDライトをうまく使っているのがポイントです。
従来からもフレキシブルアームを使ったLEDライトと言うのはありましたが、一般的には作業灯として手元を明るく照らし出したりする為に首に引っかけて使うものが多いのでですが、5mmの砲弾型LEDを使った様なものが多くあまり明るくないのが不満な点です。
一方でこの「POD MINI」はXeon製の高輝度のチップ型LEDを採用し、バッテリーはフレキシブルアーム内ではなく、ホルダー内に搭載しており最大8時間の連続照射(Highモードは5時間)が可能なので撮影には十分な点灯時間と言えます。
そして今回「POD MINI」で新しくラインアップに加わったのはマグネット脱着する事ができるリフレクターで、リフレクターを使う事でスポット照射していた照明を拡散して照射する事ができますので、1本のPod Miniで柔らかな光をより広範囲に照射する事ができます。
撮影場所を選ばない3つのマウント
次に今回「POD MINI」をリリースするにあたってラインアップに加わったのがPod Miniを支えるマウントです。
従来はカメラに取り付けるためのシューアダプタが専用の三脚しかなく、自然の中の被写体を撮影すると言った場合、カメラに取り付けた”Flash Arm”等では、三脚を使わなければ手持ちではカメラが揺れるのでうまく照明が当てられず思い通りの撮影ができませんでした。
ですが今回、「POD MINI」にはクリップ型のマウント磁力で吸着するマウント、吸盤で平らな面に吸着するマウントと3つのマウントが付属され周囲の状況に合わせて使い分ける事ができるほか、三脚に取り付けたり、非常にアクセサリーの多いGoPro用のマウントアクセサリーを流用できると言うのもポイントの高い所です。
照明を1本増やせるPOD MINI
そしてPOD MINIには従来から販売しています”Adaptalux Stabiliser”のアームやレーザーやUV-LEDを搭載したアームなども流用して使えるのですが、従来の製品は5本のアームが装着できたのに対して今回のPOD MINIは1本しか挿せません。
そこでPOD MINIでは照明を増やしたい場合、POD MINIを2つ連結して使える様に磁気マウントがそれぞれのPOD MINIに内蔵されており、連結して使用する事もできますので、もし詳細をご覧になりたい方は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/adaptalux/pod-mini-an-adaptable-macro-lighting-system
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