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え!?SLAプリンターじゃないよね、逆さまに造形するPLA 3Dプリンター「KOKONI SOTA 3D Printer」

今現在、3Dプリンターの中で最も製品の数が多いのがPLA方式の3Dプリンターで、フィラメントと言うロープ状の樹脂を溶かしながら造形を行うプリンターですが、他の3Dプリント方式と比較して精度の向上は頭打ちになっています。

それはヘッドを移動させながらフィラメントを射出して行きますので、精度を向上させようと思えばヘッドをゆっくりと移動させなくてはいけませんし、造形時間を短くしようと思えばヘッドを早く移動させる必要がありますが、ヘッドを早く移動させればさえるほど精度が落ちるのです。

そんなPLA方式の3Dプリンターにおいて今回は画期的な解決策を見つけた3Dプリンター「KOKONI SOTA 3D Printer」をご紹介致します。


SLAの様に積み下げながらの造形


一般的なPLA方式の3Dプリンターの場合、ヘッドを上へ上へと動かしながらフィラメントを積み上げて造形します。
一方で今回紹介する「KOKONI SOTA 3D Printer」はSLAプリンターと同じ様にPLA方式では固定されているはずのベースプレートが上へ上へと上がりながフィラメントを積み下げて行き、全く逆の方向で造形して行くのです。

この方法のメリットは振動が少ない事です。と言いますのも前後左右にスライド移動しながら上へ上へと上がって行くヘッドは、方向を変える際にブレーキがかかりその慣性力がフレームを振動させるだけでなく、上へ上へと上がるにつれてその振動は大きくなって行き精度の低下をもたらします。

そこでこの「KOKONI SOTA 3D Printer」ではヘッドを底部に固定する事でヘッドの移動に伴う慣性力が引き起こす振動を最小限に抑える事ができ、600mm/sと言う非常に高速な造形を可能としています。


高い精度を保証する技術


次にこのPLA方式の3Dプリンター「KOKONI SOTA 3D Printer」の精度を保障しているのは何もヘッドを底部に固定した事だけではなくクローズドループモーター制御と言ってコントローラーから出力されたモーターの制御信号とモーターに内蔵されたエンコーダーから出力されるモーターの位置情報とを比較する事でモーターの位置をリアルタイムで計測し位置補正を行っています。

更にベッドからヘッドまでの位置に関してもレーザーセンサーによってリアルタイムに計測する事でZ軸方向の位置もリアルタイムで補正していますので、もはやこの3Dプリンター「KOKONI SOTA 3D Printer」において位置がズレると言う事はありませんし、カメラによってデータと造形されたものもリアルタイムに比較し正確に造形されているのかチェックしていますので、この3Dプリンターにおいてはフィラメントを無駄にすると言う事もないのです。


最大7種のフィラメントを自動切替


そしてこの3Dプリンター「KOKONI SOTA 3D Printer」では2種類のフィラメントを自動切替して造形を行う事が出来る様になおり、フィラメントは同種多色切替が可能な他、PLA、PETG、TPU、ABS、ASA、PET、PA、PC、PVAと言った全く性質の異なるフィラメントを組み合わせた造形を行う事も可能になっています。

更にフィラメント タワーを備えた”SOTA COMBO”と組み合わせて使用する事で最大5種類のフィラメントを追加して最大で7種類のフィラメントを自動切替し造形を行う事が出来る様になっていますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。

https://www.kickstarter.com/projects/kokonisota3dprinter/kokoni-sota-3d-printer

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