ゲーミングキーボードは、FPSゲームなどのゲームを優位に進める為に、物理的なキーの応答スピードだけでなく、いくつものキーを同時に押した信号を素早くキーボードに伝える性能を持ったキーボードの事を指します。
そのため、従来はワイヤレスキーボードでは物理的な高速に反応するキーボードは使えても高速なスキャンが不可能であるため、ワイヤレスで接続可能なキーボードと言うものはありませんでした。
ですが今回紹介するメカニカルキーボード「Lemokey L3」では専用の2.4GHzで通信できるドンクルを使用する事でワイヤレスであるにも関わらず1000Hzでのポーリングスキャンが可能で、もちろんゲーミングキーボードとして十分使えます。
ワイヤレスで1000Hzでのポーリング
今回紹介するゲーミングキーボード「Lemokey L3」は、Gateron Jupiterキーを採用したテンキーレスのキーボードで、キーボードとしては極々オーソドックスなメカニカル・キーボードになります。
ただこの「Lemokey L3」では、2.4GHzの専用ドンクルをPCに接続する事でワイヤレスであっても何と1000HzでのポーリングでPCにキーの操作状態を伝える事が出来ます。
ではこの1000Hzと言うポーリングスピードがどれくらい早いのかと言えば1000Hzと言うのは時間で言うと10msになり、10msでどのキーが押されているかスキャンしリアルタイムでPCへと送信できるのですから、文字通りゲーミングキーボードと言えますし、この「Lemokey L3」はもちろん有線接続でも1000Hzでのポーリングが出来る様になっています。
手に優しくエッジの効いたサウンド
次にこのメカニカルキーボード「Lemokey L3」では、最近のメカニカルキーの多くに見られるエッジの効いたキーサウンドを楽しむ事ができる様にたくさんのガスケットや吸収材を使ってノイズを吸収する事ができる様になっています。
少し昔のメカニカルキーボードを使っている方であればキーを押した際にキーが奏でるカシャっと言う音の他にキーを押した際の、キーを叩いた際のカタッっと言う音やキーから発生したカシャっと言うサウンドがキーボードケース内で反射して様々な音がキーを叩く度に聞こえていましたが、現在のキーボードではキーから出る純粋なクリック音しか聞こえないため、そのキー本来が奏でるサウンドを楽しむ事が出来ます。
更に衝撃吸収材はキーを押した際に衝撃吸収材が圧縮されキーそのものが沈み込む事で衝撃を吸収する役目も同時に果たしており、キーを押した際にキーから受ける衝撃によって指や手首を保護する役目も合わせ持っており、長時間ゲームをプレイしたり、長文を打ち込んだりと言った作業を行っても負担が少なくなっています。
QMK/VIA対応
そしてこの「Lemokey L3」では、キーボードの配列やキーマップを設定するためのオープンソースのファームウェアQMK(Quantum Mechanical Keyboard)を搭載しており、こちらもオープンで配布されているVIAアプリでキーマップを簡単に書き換える事ができますし、マクロなども割り当てる事が出来る様になっています。
更にキーボードの左側にはロータリーキーと、4つのマクロなどを自由に割り当てる事ができる特殊キーを搭載しており、自分の使いやすい様に自由にキーボードをフルカスタマイズする事も出来る様になっています。
そしてワイヤレスキーボードとしては、Bluetooth5.1での接続も可能で、最大3台のデバイスを切り替えて使用できますがポーリングレートが90Hzになっています。
そして内蔵バッテリーだけでのワイヤレス使用の場合、バックライトOFFで連続使用時間は最大200時間、バックライトを最低輝度でONして使用した場合、最大100時間の連続使用が可能になっていますので、その他スペックを含めて詳細は下記URLにてご確認ください。
https://www.kickstarter.com/projects/lemokey/lemokey-l3-a-24-ghz-qmk-custom-mechanical-keyboard
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