M1チップを搭載したMacBook Air/Proまではご存じの様に外部モニターを1台までしか増設する事はできず、2台接続したとしても1台はミラーリングでしか使用出来ません。
ですがそう言ったPCでもDisplayPort 1.2以降の機能の1つとして組み込まれているMST(Multi-Stream Transport(マルチストリーム・トランスポート))を使えば今まで外部モニターを1台しか増設できなかったMacBookでも2台、3台のディスプレイを増設する事ができます。
そこで今回は、MST機能を搭載したMacintosh128Kライクな形状をしたUSB-Cマルチハブ「RayCue 128K」をご紹介致します。
見た目はPalmPC、でも実際にはUSB-Cマルチハブ
今回紹介する「RayCue 128K」は、Appleファンにはとっても懐かしい、Macintosh128Kを元にデザインされた小型PCではなく、USB-Cマルチハブなのですが、この「RayCue 128K」にはMST機能を搭載しており、1台しか外付けディスプレイを接続できないMacBook Proでも何と3台の外部ディスプレイを「RayCue 128K」に接続し増設して、MacBook Proと合わせてクワッドディスプレイで作業できると言うMacBookユーザーが昔から夢見ていた作業環境で作業する事が可能になります。
ただ本来、MST機能を使った複数のディスプレイをDisplayPortでデイジーチェーンで連結するにはDisplayPort 1.2 MST対応モニターが必要なのですが、この「RayCue 128K」を使えばディスプレイとは普通にHDMI接続する事ができ、MSTではディスプレイを増やすとディスプレイの解像度が接続されたディスプレイの数に合わせて小さくなって行くのですが、この「RayCue 128K」ではどのディスプレイに対しても最大で4K60Hzで出力する事が可能なのです。
そしてこの「RayCue 128K」にはHDMIポート3ポート以外に背面には1G通信対応のEathernetポート、USB-A3.0×1、USB-A2.0×2ポートの他、USB-C PD100Wで給電可能なPC接続用のUSB-Cポートを備えています。
更に前面にはUSB-A3.0×2ポートの他にUSB-C 3.2Gen1ポートを備えており、USB-CはUSB-C PDで最大30Wの給電機能を備えておりタブレットやスマートフォンなどを急速充電できる機能を備えていますし、この他に3.5mmイヤホンジャック、SDカード、MicroSDカードリーダーの備えています。
ただの絵ではない3.5インチTFT液晶
次にこの「RayCue 128K」には何と3.5インチのTFT液晶ディスプレイも内蔵されています。
とは言ってもこのディスプレイを接続したPCの外部ディスプレイとし使用するのではなく、スマートフォンから「RayCue 128K」に表示させたい画像ファイルを送り設定する事でフォトフレームとして使用する事もできれば、時刻を表示したければ様々なデザインの中から好みのデザインを選んで時計を表示させる事も出来る様になっています。
更にスピーカーも内蔵しており、スマートフォンをBluetoothでこの「RayCue 128K」に接続し、Bluetoothスピーカーとして使用する事も可能なのですが、Bluetoothスピーカーとしての機能があるのは”RayCue 128K Pro”の方で、ノーマル版の「RayCue 128K」にはフォトフレーム機能やUSB-C PD100W給電機能と言った一部の機能は搭載されていません。
Macintosh128K用キーボードに見えなくもないUSB-Cマルチハブ
そしてこの「RayCue 128K」には相棒!?とでも呼べるもう1つのUSB-Cマルチハブ” RayCue 128K Pocket”がオプションで用意されており、残念ながらキーボードとしては使用する事は出来ませんが、USB-CマルチハブとしてUSB-A3.0×2にプラスしてSDカード、MicroSDカードリーダー、反対面にUSB-C 3.0×2ポート、4k@60Hz出力が可能なHDMIポートを備えていますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
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