電動ドライバーと言えば、一般的にはピストル型と呼んでいるL型と言うかT型の電動ドライバーを想像されるかと思いますが、手で回すドライバーの中にバッテリーとモーターが入っているドライバーがあるってご存じでしたか?
一般的な手で回すドライバーとサイズ感も形状も似たドライバーを電動化する利点は何と言っても疲れない事です。電気工事などで1日何百個と器具を取り付ける場合に手でネジを回していたら次の日は握力が全く出ないくらい手が疲労しますが、電動ドライバーにネジを回す作業を手伝ってもらえば、それだけ助かります。
そこで今回は、最大トルクが4N・mとトルクの非常に高い電動ドライバー「H500+」をご紹介致します。
最大トルク4N・m
今回紹介する電動ドライバー「H500+」の最大の魅力的なポイントは最大トルクが4N・mもある事です。
と言うのも市販されている同ジャンルの電動ドライバーの多くが最大トルクが2N・mあれば良い方で、これを分かる単位に換算すると20kg・cmになるのですが、一見数字を見るとパワーが強いと思いがちなのですが、例えば木にタッピングを打ち込むと言った作業を行う場合、スギなら何とか半分くらいビスを打ち込む事が出来るけれどもヒノキになると最初数センチ程度しかモーターの力では入らず結局手で回さなくてはいけないと言った事が多々あります。
一方で4N・mもあればパワーは倍になりますので、イケアの家具なども楽に組み立てる事が出来ますし、手動でも15N・mまでは力を加える事ができますし、何より形状も大きさも普通のドライバーと何ら変わりませんので、クリアランスのあまりない狭い場所でも使えると言うのもメリットです。
そしてこの「H500+」は1回のフル充電で最大450本程度のビスを回すことが出来ますので、仕事でドライバーをよく使う電気工事の方にも使ってもらえますし、腰袋に差しておいても邪魔になったり重さも191gしかありませんのでそう負担になる事もありません。
HASSセンサーで自動停止
次にこの電動ドライバー「H500+」にはHASS(HYBRO Auto-Stop Sensor)と言う、モーターにかかる負荷を検出するセンサーを内蔵しており、ネジを締め込んだ際に最後まで締めた時に変化するモーターにかかる負荷の上昇を検出し、ドライバーの回転を自動停止させると言った機能を備えています。
これによって金属のナットなどにビス留めすると言った作業の場合、ネジを締め込んでいるのにも関わらずドライバーは回転し続けてビスの溝を潰してしまったりと言う事がこのドライバーなら防ぐ事が出来ますし、材木にタッピングを打ち込むと言った場合にもネジを木に深くめり込ませてしまったりする事も防ぐ事が出来ます。
ドリルビットも使用可
そして4N・mものパワーはこの「H500+」でドリルビットの利用に道を開きました。この「H500+」にはホームセンターなどで販売されている6.35mmの標準ビットを取り付ける事ができるため、市販のドリルビットを取り付ける事でこの電動ドライバーを穴開けと言った作業にも流用する事ができます。
これによって穴開け用の電動ドライバーを別に持ち歩かなくても良いですし、材木にタッピングを打ち込む際に下穴が必要になった場合でも、このドライバーと一緒にドリルビットを腰袋に入れておけば、ドリルを取りに行く事なくその場で作業がスムーズに行えますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/magpietech/2-in-1-compact-hybrid-power-screwdriver-h500
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