屋外や室温の高い場所で作業をされる方用に作られた空調服は今ではスポーツをされたり自宅の庭いじりをされたりする際に使える様な軽くてお洒落な空調服なども登場し、そのバリエーションも非常に豊富です。
そしてまた近年では、ファンを使って外気を送り込んで冷却するのではななく、水を循環させて冷却するものや、今回紹介する空調服「Koojack」の様にペルチェ素子を使った空調服などもあり、この空調服には6つのペルチェ素子が内蔵されており背中を冷え冷えに冷やしてくれます。
ペルチェベストの特徴
今回紹介する空調服「Koojack」はジャンル的にはペルチェベストと言う製品となり、このペルチェベストにはペルチェ素子と言う熱伝導半導体と言う半導体を使用しており、この板状のペルチェ素子に電気を流すと熱が移動し、片面は冷却され片面が発熱し、発熱する面に取り付けたラジエターに風を当てて効率的に放熱させる事で冷却面を持続的に冷却する様になっています。
そして外気を取り込む古くからある空調服は外気の温度が高いと冷却すると言うよりは、風を循環させて体温によって暖められた空気を服の外へと逃がすだけで、気温が35℃あれば35℃の空気を吸い込んでいますので涼しくはありません。
一方で水を循環するタイプは水が温まるまではとても快適ですし、ラジエターを使って水を冷却する事ができるタイプは涼しさが持続しますが、水の重さとラジエターを搭載したものはラジエターの重さがズシッと身体にのしかかります。
一方でペルチェ素子は通電するとすぐに冷却され接触した肌を冷やしてくれ涼を感じさせてくれますし、重さもファンを搭載した空調服とあまり変わらず、バッテリーだけはよく消費しバッテリー1本あたり約2時間弱しか持たないので予備バッテリーは必須です。
ペルチェベストのメリット
次にペルチェベストのメリットは、ベストが空気で膨らまない事です。
ファンを使って外気を取り込むタイプの空調服は外から空気を吸い込むため、ベストがパンパンに膨らみますので、仕事内容によってはベストが膨らむと作業がし辛いと言う方もおられますが、ペルチェベストは服が膨らみませんので、作業の邪魔になったりと言う事はありません。
更に見た目的にも膨らまないと言うのは、ベストが膨らんでベイマックスみたいに見られる事はありませんので日常的に着用して外出し易いですし、この暑い時期にいかに早朝や夜間の涼しい時間だとは言っても暑い事には変わりなく、そう言った時間に歩いたり走ったりされている方にはこのベストを着てされると熱中症のリクスを低減する事ができます。
6つのペルチェ素子
そしてこのペルチェベスト「Koojack」が、他の同ジャンルのペルチェベストが3〜4個のペルチェ素子しか搭載していないのに対してこの「Koojack」には6枚ものペルチェ素子を搭載しており、背骨を挟んで縦に3枚ずつ背中全面を冷やす様に並べられています。
そしてまたペルチェ素子は電源ONで25℃に温度は固定されていますので、ペルチェ素子が冷えすぎて凍傷を起こしてしまったりする事がない様にもなっていますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
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