最近はレコードやカセットテープと言った昭和レトロなものが流行っていますが、4トラックや8トラックって聞かれた事はありますか?
4トラックと言うのは1本のテープを4つのトラック分割して2本のトラックをそれぞれLRのステレオチャンネルに割り当てる事で2種類のテープが1本になった様な構造になっており、8トラックは4種類のテープが1本になっており、8トラックは主にカラオケ用のテープとしてよくもちいられていました。
そして今回紹介する「tape!」は、4トラックをデジタル的に再現したオーディオプレイヤーで2種類の音源を分けて記録する事が出来ます。
非常に録音再生機能
今回紹介する4トラックをインスパイアした「tape!」は、32GBのストレージを内蔵したデジタルオーディオプレイヤーなのですが、4トラックをシュミレートしていると言う事であえて2種類の音源しか録音出来ない様になっています。
しかも実際の4トラックはループテープを内蔵しており、延々と同じ楽曲等を流す仕様になっており、この「tape!」でも同じ様に再生はループ再生となっているのですが、4トラックは録音時間を変える事が出来ませんが、この「tape!」では32bitで5分から5分機材で1トラックあたり最大で45分の録音が可能になっています。
そしてこの「tape!」では高音質なMEMSマイクを使って録音する事も出来ますし、LINE入力を使って録音する事も出来ます。
更にこの「tape!」では、何と古典的なテープマシンと同じ様に録音と再生において速度を調整する事ができ、1倍速で録音し、2倍速や0.5倍速で再生、0.5倍速で録音し、1倍速で再生すると言った事も出来る様になっています。
見て楽しめるテープアニメーション
次にこの「tape!」ではレトロなテープマシン同様に物理的なボタンを搭載していると共に400 × 240ピクセルのディスプレイを搭載しており、このディスプレイには様々なテープアニメーションを選択し表示する事が出来る様になっており、聴くだけでなく見て楽しむ事も出来る様になっています。
更に操作画面などもイラストを使った非常にキュートな親しみのある画面作りとなっているだけでなく、この「tape!」ではカセットを交換する事が出来ない代わりに、32GBのメモリー保存された最大23時間分ものサウンドファイルをロードして流す楽曲を変える事が出来る様にもなっています。
エフェクト
そしてこの「tape!」にはサウンドを加工する為の機能が搭載されており、その1つがエフェクト機能で予め組み込まれたディレイ、フィルター、モジュレーションなどを使い異なるエフェクトをチェーンで組み合わせることで、希望のテープフィールを調整する事ができます。
そしてまた既存の素材に無限に録音し、フィードバック量を調整してディレイラインをエミュレートしたり、既存のトラックを隣のテープヘッドにバウンスしてクラシックなリサンプリングを楽しむと言ったサウンドオンサウンドやオーバーダブ&バウンスなどもこの「tape!」では楽しむ事が出来る様になっていますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/bedtimecompany/tape-the-pocket-audio-sketchbook
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