サイクルコンピュータとは自転車の走行状態の表示や走行記録を保存する為の表示・記録装置の様なもので、ライダーにとっては不可欠なものです。
一部にはスマートフォンでも変わらないと言う方もおられますが、スマートフォンは常時点灯させているとアッと言う間にバッテリーを消耗してしまいますのでモバイルバッテリーが欠かせなくなりますので、そのモバイルバッテリーの分の重さが加わり総重量が増す事で走行に影響を与えます。
ですからサイクルコンピュータの方が圧倒的にバッテリーの持ちは良くなる様に作ってありますので、移動中のデータを表示したり計測して記録したりするのであればサイクルコンピュータの方がオススメです。
そしてそのサイクルコンピュータは3つのカテゴリーに分けられます。1つ目はエントリークラスで、走行スピード、距離、時間、消費カロリーなどを表示するタイプのもので、価格的には2000円〜1万円程度の幅で売られています。
次にミドルレンジクラスが2番目としてあり、このクラスになるとエントリークラスで表示できる項目にプラスして心拍センサーやケイデンスセンサーのデータを取得して心拍数、回転数(ケイデンス)の表示、またGPSの電波を受信して高度や9軸センサーからのデータを元に斜度などを表示したりする事ができ、価格的には1〜3万円代です。
そして3つ目のハイエンドクラスになるとパワー計やナビゲーション機能が追加されてスマートフォンと同じ様に単独でナビが行える等しますのすので価格はグッと上がり3〜6万程度とかなり高くなります。
そして今回紹介する「XOSS G+」はミドルクラスのサイクルコンピュータなのですが、何と価格は本体だけなあら驚きのエントリークラスの$60と破格なのです。
GPS受信で25時間連続稼働
ではサイクルコンピュータとしての機能を見て行きましょう。
まず表示できる項目ですが、走行スピード、最高速度、平均スピード、運動時間、標高、時間、走行距離、総走行距離と1.8インチのLCDにギッシリと表示項目は詰め込まれています。
そして一般的なサイクルコンピュータは自転車の走行データを取得するにあたりタイヤに取り付けたスピードセンサーで取得するのですが一般的ですが、この「XOSS G+」はGPS、ロシアのGLONASS、中国のBeidou、ヨーロッパのGalileoの位置情報衛星の電波からこれらデータを取得していますので、複数台の自転車を乗りこなしている様な方にとっては1台のサイコン(サイクルコンピュータ)を複数台の自転車でシェアできますのでとても経済的です。
ANT+対応で15ものデータをGPS位置情報と共にメモリー
またこの「XOSS G+」は自転車用機器の無線通信規格ANT+に対応しており、ANT+に対応したケイデンスセンサーやハートレートレンサーと繋がりこれらセンサーからの情報を表示できるだけでなく位置情報と共に最大15ものデータを同時に記録する事ができ、それらデータは後から自転車アプリで吸い出していつ、どこでどの様な走り方であったのか、次はどうすればもっと良いタイムが出せるのかなど、詳細に分析する事ができるのでとても便利です。
なおこの「XOSS G+」ですが、これからサイコンデビューしてみようと言う方でも本格的なサイコン環境を整えられる様に、本体の他にハートレートセンサーとケイデンスセンサーがセットになったものも用意されておりますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/1549595669/cost-effective-gps-cycling-computer-for-enthusiasts
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