みなさんはフィラメント呼ばれている樹脂素材を溶かしながら造型を行うFDM式の3Dプリンターを購入する上での基準はご存じでしょうか?
よくスペックだけを見て、造型ボリュームが大きいからより大きいものが造型出来るからと大きさだけで選ぶとひょっとすると失敗するかもしれません。
ですが今回紹介するFDM式3Dプリンターなら造型ボリュームが大きいだけでなく造型スピードも最速な「Thinker X400」をご紹介致します。
全てが考慮された3Dプリンター
今回紹介する3Dプリンター「Thinker X400」の造型ボリュームは400mm四方と、かなり大きく大きなフィギュアなども分割造型する事なく造型する能力を持っています。
そしてこれだけ造型サイズが大きいと3Dプリンターのサイズも大きくなるだけでなく、高さが高くなればなるどほ、ヘッドが動く振動で3Dプリンター揺れ、それがズレとなっり3D造型を失敗すると言った事がよくあります。
そのためこの「Thinker X400」でも箱型のフレームを箱型にする事でヘッドが前後左右に激しく動いても揺れない様に工夫されているだけでなく、ヘッドの移動をオリジナルのアルゴリズムで制御する事で、移動スピードは500m/sと非常に早く、それに伴い造型時間も短縮されていますし、3Dプリンターそのものも揺れない様になっています。
トリプルファン
次により大きなものをより早く造型するにはフレームの剛性が高く、ヘッドの移動スピードが早く、ヘッドの加速減速を緻密に制御しフレームを揺らない様にコントロールするだけでは実現は不可能です。
3D造型を失敗しない為にはベッドの状態を把握するのも重要がベッドがコンマ数度傾いていたとしても40cmもフィラメントを積み上げれば傾きと言うかズレは大きくなり、フィラメントを重ねる位置がズレて造型を失敗します。
そこでこの「Thinker X400」ではベッドを25点のエリアに分け高さを予め計測する事で傾きがあったとしてもデータを修正し完璧に造型出来る様にしています。
更により早く造型する為にはヘッドスピードを上げるだけでなくフィラメントの射出スピードを早くする必要があり300℃まで加熱する事が出来るヘッドと3つのファンで素早く射出したフィラメントを冷却する事で35mm/s²のスピードでフィラメントを押し出しスピード造型が行え、ヘッドノズルも0.4mm、0.6 mm、0.8 mm、1.0 mmの4サイズが用意されています。
更にAIカメラを搭載し造型を常時監視する事で、ヒーターベッド上に何か異物があったり、もし何らの理由で途中で射出位置がズレたりした場合、カメラがそれら状況を検出し造型を停止させる様になっています。
様々な素材が使用可能
そしてこのFDM式3Dプリンタープリンターでは、ABSやPLAと言った素材の他にPETGASA、PP、PC、PA-GF、PA-CFと言った樹脂素材が使えます。
更にこの「Thinker X400」ではガラス繊維や炭素繊維を使ったフィラメントを使った造型も行う事が出来る用になっていますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/eryone/eryone-thinker-x400-and-3d-printing-farm
この記事へのコメントはありません。