インターネットの通信スピードが今ほど早くなかった時代にNASサーバーと言うのはデータを共有するのにとても重宝しましたが、インターネットの通信スピードが早くなるのと安価なクラウドサーバーが登場する事で、誰しもがランイングコストや故障した際のリスクや費用の面などを考えクラウドサーバーに乗り換えましたが、やはりそこでもクラウドサーバーに保存するデータ量の増加と共にランニングコスト面での問題が発生し、今再びNASAサーバーが注目を集めており、様々なNASサーバーが新しくリリースされています。
そんな中でAIを使った検索機能などを搭載する事が出来るパーソナルNASサーバー「ZimaBoard 2」をご紹介致します。
ダンボールケース
今回紹介するNASサーバー「ZimaBoard 2」は、HDDは付属せずCPUにインテルN150プロセッサーを搭載し8GBのDDR5メモリと32GBのeMMCを搭載した”ZimaBoard 2 832”とは16GBのDDR5メモリと64GBのeMMCを搭載した”ZimaBoard 2 1664”の2種類のNASコントローラーがラインアップされており、両者共にインタフェースとしてSATA2ポートに2.5GbpsのEathernetポート(LANポート)2ポートとMiniDP1.4ポート、そしてUSB3.1ポートを2ポート備えており、2台のSATAに接続するHDDを使ってRAID0、RAID1、RAID5のNASサーバーを構築させる事が出来ます。
そしてこのNASサーバーはケースを持たず、「ZimaBoard 2」を梱包していたダンボールがケースと言うかスタンドの役割を果たすのが面白い所で、コントローラーを含めて2台の2.5インチHDDやSSDもダンボールのベースに開けられた穴に立てて設置する様になっており、コントローラー本体はファンレスで動作しますので静かですし、ケースの中に入れない事で空調さえ効いていれば開放状態ですので冷却効果は良いと言えます。
PCIe3.0スロット
次にこのNASサーバーにはNASサーバーコントローラーには見る事が出来ないPCIe3.0インタフェースを1基備えており、PICe3.0規格のネットワークボードやインタフェースボード、GPUなどを増設する事が出来ます。
これにより例えば、このNASコントローラーにはEathernetポートが2ポートしかありませんが、ネットワークボードを増設する事でトラフィックを分散させる事が出来るため、一度に複数のユーザーがこのNASサーバーにアクセスした際の負荷を減らす事ができ、ファイルの転送スピードが遅すぎてイライラしたりする事がない様になっています。
そしてまたNVMe M.2 SSDを増設すれば大容量のファイルをストレスなく転送させる事が出来るなど、このNASサーバーをより快適なものに変える事が出来ます。
AI検索や生成を強化
そしてこのNASサーバーにはAIエンジンを搭載する事ができ、AIを使ってサーバー内に保存された画像をAIを使って画像検索する事が出来たり、画像生成機能などを追加したりする事が可能ですが、例えば画像検索を行った際にN150プロセッサーではいつ検索結果が返って来るのか分かりません。
そこでこのNASサーバーにはPCIeスロットにGPUボードを差し込みAI機能を強化しただのファイルサーバーからAIサーバーへと機能強化させより快適に様々な用途に使用する事が出来ますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/icewhaletech/zimaboard-2-hack-out-new-rules
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