テニスロボットと言ってバッティングマシンの様に次々と球を送り出す事の出来るマシンは非常に進化しており、1種類の球を連続して出すのではなく、ストレート、クロス、ロブと様々な種類のボールを射出する事が出来る様になっており、ロボット相手に練習する側としても様々なタイプのボールに対処する為の練習を行う事が出来ますので、コーチや練習相手がいなくても、かなりハイレベルな練習が行える様になっています。
ただ飛んで来た様々なボールを打ち返す事が出来るとはいえ、人間を相手にするのと同じ様な練習は出来ないため、上達する為にはやはり練習相手が必要になって来ますが、今回紹介するテニスロボット「Acemate」であれば人間を相手にするかの様な練習が行えます。
ラリープレイ
今回紹介するテニスロボット「Acemate」の最大の特徴はラリープレイが出来る事です。
この「Acemate」に4K画質のステレオカメラが搭載されており、相手がボールを弾き返した瞬間にカメラがボールの軌道を計算し、毎秒5mで移動することが出来るクローラーを走らせてボールへと追いつく事が出来ます。
ただこの「Acemate」はラケットを持って打ち返すと言った機能はなく、相手に打ち返されたボールは基本的には「Acemate」に取り付けられたネットで受け、そして「Acemate」内に装填されているボールを射出しますので、ボールを取り損ねたとしてもラリーはロボットに貯められたボールがなくなるまで継続する事が出来ますし、打ち返すボールもストレートで打ち返すだけでなく時にロブを上げたりとレベルに応じて様々な球を交えて相手をしますので、練習を行う方としても飽きません。
そしてこのテニスロボットでは、ラリーだけではなく、もっとオーソドックスに基礎練習の為に同じ位置から様々なボールを出す事でボールを打ち返すと言った練習も行えますので、テニス初心者の方から、かなり腕のある方まで幅広い層の方に使って頂けるのも特徴の1つになります。
分析機能
次にこの「Acemate」はただボールを出し、相手が打ち返したボールに反応し取りに行き、打ち返したりするだけではありません。
この「Acemate」のに搭載されたカメラでは打ち返されるボールの軌道を予測するだけでなく実際にコートのどこに落ちたのか打ち返されたボール全ての位置を記録しておく事で、自分の得意・不得意なボールであったり、どう言った傾向があるのか細かい部分まで分析してくれますので、弱点の克服にも役立ちますし、カメラによって録画された映像を見つつ、自分のフォームなどを見直すと言った事も出来ます。
そして解析はサーブ練習にまで及び、ボールボーイとしてボールを渡すだけでなく、サーブしたボールのスピードを計測しつつサーブしたボールがコートのどこに打ち込まれたのか、そんな所まで追跡し分析してくれます。
プロへの挑戦
以上からこのテニスロボットではかなり実践的な練習が行える事がお分かりになられたかと思いますが、この「Acemate」では何とプロへ挑戦する事も出来るのです。
と言うのもこの「Acemate」にはATP とグランドスラムのハイライトから数千もの象徴的なラリーをメモリーしており、ラリーモードではこの伝説的な瞬間を正確にシミュレートすると言った機能を備えていて、実際に自分が目にしたあのプレイを自分でも体験する事が出来るのです。
つまり、プロを相手にプレイすると言った疑似体験の機会をこのテニスロボットでは用意しておりますので、ここで紹介出来ていない機能を含めて詳細は下記URLをご覧下さい。
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