インクジェットプリンターはみなさんのご家庭にも1台くらいは置いてあるかと思いますが、UVインクジェットプリンターと言うプリンターはご存じでしょうか?
方式としてはインクジェットプリンターもUVインクジェットプリンターも同じで、インクを噴射して印刷して行くと言うのは同じなのですが、インクジェットプリンターが紙の様にインクが染み込む性質を持つ素材にしかプリントできないのに対してUVインクジェットプリンターはインクの中に紫外線を当てると固まる樹脂が混ぜてあるため、印刷後すぐに紫外線を当てて硬化させる事で紙以外の樹脂などにも印刷することができ、UVインクジェットプリンターはスマホケースなどのプリントに使われていたりします。
そして今回紹介するUVインクジェットプリンター「Longer ePrint」はちょっと想像できない様なものにまでプリントすることが出来ます。
ダブルヘッドで高速プリント

今回紹介するUVインクジェットプリンター「Longer ePrint」には”Longer ePrint”と”Longer ePrint SE”の2種類のプリンターがラインアップされているのですが、”Longer ePrint”では何とダブルヘッドになっており、同時に2つのヘッドからインクを射出することが出来る様になっているため、シングルヘッドの”Longer ePrint SE”と単純比較したとしても倍のスピードで高速プリントすることが出来ます。
そしてUVインクジェットプリンターは一般的なインクジェットプリンターよりもインクの数が多く、この「Longer ePrint」にはCYMKの一般的なインクにプラスして白(White)とGloss(光沢)インクの6色となっており、プリントした後にGlossインクで印刷面を保護する事でプリントされたものが擦り傷などで削れたりしない様に補強される様になっています。
立体プリント

次にこのUVインクジェットプリンターは高さ60mmまでのものに対して直接プリントすることが出来ますので、スマホケースなどもそのままトレイに置くだけでプリントすることが出来るのですが、何とこのプリンターで印刷できるのはスマホケースのフラットの様なものだけではなく凹凸のある様なものにまでプリントすることが出来ますので、例えば高さや幅が60mmまでならフィギュアの様な立体的なものにまでプリントすることが出来るのですが、予めカメラを使って印刷するオブジェを撮影し印刷対象の素材をしっかりと把握してからプリントしますので、立体的なものに対するプリントでもズレたりしません。

そしてまたロータリーモジュールを使えば保温ボトルの様な円筒形のものに対してプリントすることが出来ますし、ベルトプリントを選べば幟の様なものに対してもプリントすることが出来ますし、フィルムモードを選べばフィルムなどにもプリント出来るなど、印刷することが素材は他のUVインクジェットプリンターよりも豊富です。
一度に複数の素材にプリント

そしてまたこのUVインクジェットプリンターでは、カメラでプリント対象物を撮影する事で自動的に位置合わせなども行ってくれますのでプリント位置がズレてしまい失敗すると言う様な事がないのですが、同じ種類の複数の素材を並べた時、例えば複数の同じスマートフォンケースを並べて置いた場合、スマホケースの位置や向きなども自動的に検出した上で、プリント位置も合わせて調整してくれ、一度に複数の製品へのプリントが可能で量産にも向いていますので、もし詳細をご覧になりたい方は下記URLをご覧ください。












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